研修講師の選び方 ~その1~
企業研修における、講師の選択に悩まれていないだろうか?
「いい講師はいないか?」
「弊社に合った講師はいないか?」
というお声もよく伺います。
研修のゴールはもちろん、受講生の意識変容や行動変革によって
企業が抱える問題解決であったり、目標達成を目指すものです。
そのゴールを達成するためには、研修前後の受講環境の整備や
行動変容へつながる仕組み作りが重要です。
その一方で、講師が影響を与える部分が少なくないのが
実情だと感じます。
「あの講師の一言で目覚めた!」
「講師と交わしたコミットメントが今も生きている!」
という声は、研修後何年経っても受講生の記憶に残り
その後の意識変革や行動変容につながっていることもあるからです。
では、その講師をどう選ぶか?
今回から3回に分けて、講師の選択にあたって
小職の経験からお伝えしてみたいと思います。
まず初回の今回、1つ目は
「講師の実務経験・経歴と研修コンテンツ・ソリューションの一貫性」
について語ってみたいと思います。
講師が受講生に一番影響を与える部分は、テーマや学習目標によっても
異なるかと思いますが、
一番は「講師の実体験」
それを「受講生に再現できるように体系化されていること」
ではないでしょうか。
体系化の中には、コンテンツを構造化したり、事例を取り入れる
演習方法をアレンジする、再現できるよう振り返り・落し込みがある
などなどが含まれています。
逆に、留意したい点としては
・誰かに教わった付け焼き刃のコンテンツではないか
・再現性あるように、体系化されているかどうか
・研修目標の達成より、講師が話したいこと中心になっていないか
というような点ではないでしょうか。
講師の経験や実務経験とコンテンツの一貫性
を、講師選択の1つの視点としてお考えになってみてはいかがでしょうか。
- モチベーション・組織活性化
- マネジメント
- コーチング・ファシリテーション
- ロジカルシンキング・課題解決
- 営業・接客・CS
大手企業を中心に人材育成・イノベーション開発の支援を行う。「人と組織の発酵を促す」をコンセプトに学びの設計、制度設計、アライアンス支援を行う
人材育成業界20年弱、1000名程の講師と会ってきた経験、多くの研修設計をしてきた経験から、人材育成目的ではなく、クライアントの課題解決視点での人材育成を行う。著書に「研修講師が企業・研修会社から”選ばれる力”」(同文館)がある
原 佳弘(ハラ ヨシヒロ) Brew株式会社 代表取締役 中小企業診断士/PDCFAインストラクター
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