季節性情動障害
こんにちは。
Beスタッフィングで講師を務める、平野です。
ハラスメント、メンタルヘルスの研修を行う傍ら、産業カウンセラーとしてカウンセリングや面談も対応しております。
2024年は例年からかなり遅い梅雨入りが予測されています。
この梅雨という気圧の変化などがきっかけで、この時期メンタル不調に陥ってしまう人が多くいます。今年はコロナ禍も合わさり、例年以上に注意が必要です。
北欧などでは冬の日照時間の短さが影響して、「ウインターブルー(冬季うつ)」という季節病の様なメンタル不調が起こりやすいのですが、実は、梅雨時期も同様の症状が起こりがちです。
これらは「季節性情動障害」といって、ある季節になると体がだるくなったり、気分が落ち込むなどの症状が出ることを指します。
季節性情動障害は、特に日照問題が関係しています。また、季節の移り変わりなどの環境の変化(環境的ストレス)によって、自律神経や生活リズムが乱れ、メンタルにも影響を及ぼします。
【環境的ストレス】
・雨などが原因で日照時間が短くなることによって、生活のリズムが乱れてくる
・湿度の上昇に伴い、不快指数が上昇
・気圧の変化によって、頭痛やめまいなどの症状が起こる
・長時間のクーラー利用で体が冷え、外と室内の気温差によるストレスが体にかかる
【自律神経の乱れ】(自律神経は、5℃以上の気温の変化によって影響される)
・胃腸の調子が崩れ、食事量が変化
・睡眠がしっかりとれなくなり、眠りが浅く、そのことによって体がだるく、朝起きられない
・睡眠が足りないことでボーっとする日々が増え、何事に対しても気力が沸かない、集中できない
環境的ストレス(日照時間の減少、気圧の変化)がメンタルへ及ぼす影響は想像以上で、このストレスに打ち勝つためには、それ以外の負担をなくすことが重要です。
【対策】
・数少ない日照時間は積極的に太陽光を身体に受ける
・睡眠負債を溜めず、睡眠時間7時間前後を目安に確保する
・生活リズムを整える(起床・就寝時間、3度の食事)
他に、好きな音楽を聴く、落ち着く香りを嗅ぐ、空を見ながらボーっとする時間を作る、等心がリラックスできる事を積極的に行ってください。
一人一人がお互いを思いやれる世の中であるために、まずは自らのストレスコントロールをしていきましょう。
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●東海エリアの官公庁・団体はじめ、大手・中堅・中小のメーカー・流通小売・販売・サービス業への講師・講演実績多数。
●職場活性化、定着率向上、職場のモチベーションアップ等に向け、マナー、メンタルヘルス、コミュニケーション、コーチングや心理学のエッセンスを取り混ぜ、効果の高い研修を実施。
平野 睦(ヒラノ ムツミ) 専任コンサルタント兼講師
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