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精神障がいを抱える社員に向けた新しい業務への適応サポート

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精神障がいを抱える社員に向けた新しい業務への適応サポート

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障がい者雇用義務の対象に精神障がい者が加わってもうすぐまる5年、
民間企業で雇用される精神障がい者の人数は10万人を超えています。

こうした活躍の姿が増える一方で、精神障がいを抱える社員の業務の質や幅を
広げることへの難しさを感じている職場の声も耳にします。

「安定就業を続けていたのに、新しい業務を任せたら体調を崩してしまった…」

という経験はないでしょうか。

今回は、新しい業務に適応するためのサポートとして、
面談の重要性とポイントについてお話しします。


新しい業務は、仕事内容を始めとして進め方や関わる人、覚えること等々、様々な変化がついてきます。


精神障がいを抱える方はこうした変化が不得手であることも多く、
周囲が気づかないような変化にストレスを感じていることも少なくありません。

そのため新しい業務をアサインした後のフォロー面談は、
変化によるストレスを乗り越えていく為の大事なサポート資源として重要な役割を持つことになります。


◆ストレスによる体調不良の未然予防~早期発見・対応の役割
精神障がいを抱える方には、一局面に意識が集中し易い傾向の方もいます。
新しい業務に集中しすぎて、これまでのように自分の体調変化に気づけないこともあります。
フォロー面談はこうした体調管理を再認識させたり、周囲が変化に気付き対応に繋げる場となります。
また、新しい業務を始めてみると予想以上に負荷が大きかったということもあります。
フォロー面談で早期に状況を把握できれば大事に至る前に業務を引き上げることで負荷を軽減し、
早期体調回復につなげることが出来ます。

◆相談行動に繋げる役割
ストレスを乗り越えていく為には周囲によるサポートだけではなく、自発的な相談行動も重要になります。
しかしストレスを抱え精神的余裕がない時に慣れない相談行動は高いハードルとなり、
相談に至らないことも起こりがちです。
その為、新しい業務に問題がないように見える時にもフォロー面談を実施し続け関係性を築いておくことは、
相談行動に繋げる重要な役割を果たします。


そして重要な役割を持つフォロー面談をスムーズに実施していく為には、
「いつ」「どのような話を」というポイントを押さえておくことも大切です。


◆面談日は事前にスケジュールしておく
イレギュラーな対応を不得手とする方が多い精神障がい者にとって予め計画された面談は受け入れ易い為、
新しい業務について話す際にフォロー面談を定期的に行うことについても伝えておくとスムーズに進められます。

最初の1週間は不安や戸惑いも起きやすい為、
10~15分程度の短い時間でもよいので毎日面談して状況を把握することをお勧めします。

終業30分~1時間前位の時間帯であれば、その日の記憶が鮮明なため具体的な振り返りがし易くなり、
不安や疑問等も吐き出せることで気持ちを整理して帰宅してもらうことにも役立ちます。

但し、面談対応者の実施可能なスケジュールで設定することも大切です。
他の業務や会議等で日時変更が頻発しないように計画しましょう。

またフォロー面談の役割を踏まえると、
業務開始3カ月は30分~1時間程度の面談を最低週1回が一つの目安となりますが、
業務への適応状況に応じて面談計画を随時見直していくことが大事です。
その際は、面談対象者とも話し合いながら進めていくと面談への動機づけに繋がります。

◆面談は新しい仕事のことを軸に話を聞く
「どこまで話を踏み込んで聞いてよいのかが難しい」と感じている方は多いと思いますが、
新しい仕事が始まったという状況での面談ですので、
「新しい仕事を始めてどうか」という視点から話を始めると、受け手も話しをし易くなります。

大切なのは、新しい仕事が始まった中で順調に進んでいるか、
負荷となっているものが無いか、体調変化は無いか、を把握する未然予防~早期発見・対応の視点です。
そして負荷が生じているようであれば負荷調整を検討し、負荷から体調に変化が出ていれば医師に繋げることです。

実際にフォロー面談を実施しようと思うとハードル高く感じる方もられるかもしれません。
その場合には、外部の専門家を活用するのも良いかもしれません。
社内の支援体制を軌道に乗せるまでの間、サポートを得ることも一つ方法になると思います。


(コラボレーター  横山 弓子 )

  • 安全衛生・メンタルヘルス
  • その他

公認心理師/臨床心理士/キャリアコンサルタント/GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【専門領域】産業精神保健、認知行動療法

人材サービス業界にて、紹介・請負・派遣事業に従事。その後、行政機関でのキャリアカウンセリング、大学での心理相談、EAPでの復職支援・心理カウンセリング・企業内ストレスチェック運営に携わる。現職では復職支援、メンタル不調者面談を担当。

横山 弓子(ヨコヤマ ユミコ) コラボレーター

横山 弓子
対応エリア 関東(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県)
所在地 渋谷区

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