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専門家コラム

「人が育つ」とは、どういうことなのか?

経営者や人事部門の方とお話しすると、「人材育成が大切だ」とおっしゃいます。
では、具体的にはどのようなことなのでしょうか?
ここをきちんと定義しておかないと、問題は解決しません。

まず、「言われたことは、きちんとこなす」のが第一段階ですね。
基礎業務を覚え、ちょっとした問題解決を行えること。
そのために、先輩がついて教え、やってみせて、やらせてみる。
ほめてやらねば人は育たず、です。


この次のステップが、意外と難しいのです。
それは、「自ら学ぶ姿勢を持つ」ということです。

サラリーマンの中には、「自分は、言われたことだけをやっていればいい」という
感覚の持ち主が少なからずいます。
社長がワンマンで、指示命令を出して、失敗すると怒鳴られるという会社だと、
よりこの傾向が強くなりますが。
大企業であっても、自分の役割・テリトリーから外だと判断した仕事には手を
出さない傾向があります。

経営者としては、「それぐらい現場で調整してくれよ」と言いたいところですが。
現実問題として、なかなか調整力を発揮する人財が見当たらなくて困っている企業を
多くみてまいりました。


つまり、「人が育つ」とは。
自分で仕事上の問題を発見し、周囲の協力を得ながら解決できる人財になることです。
これは、主体性、積極性という言葉と大きく関連します。


新入社員研修を行う会社は、たくさんあります。
マナーや会社の歴史・方針、社会人としての基礎基本を、入社後の4月に行います。
でも、それだけで「人が育つ」ことにはなりません。

会社から言われて参加する研修というのは、「受け身の研修」です。
本人の意思に関係なく、言われたから行ってみる。
そこで学んだ知識は、実はなかなか実践しにくいのです。
本人がやる気になりにくいからです。


「最近の若者は」などと、侮ってはいけません。
人生100年時代と言われながら、年金がちゃんともらえるのかどうか分からない世代は。
自分の成長、将来に対して、20世紀の新人よりも貪欲な人が多いです。
ただ、それをあまり表に出さないことが多いだけなのです。


次の世代の人財育成を行うには。
社員自らが、学ぼうと思える状況を準備してあげることが大切なのです。
準備さえしてあげれば、通勤時間やランチタイムなどの隙間時間でもスマホで
学ぶ若者が増えています。
高額な派遣型研修だけではない、Eラーニングがこれからの基礎知識を学ぶ場と
して、脚光を浴びています。

特に、「人材の定着」にお悩みの企業においては。
フォローアップ研修の一環として活用していらっしゃいます。


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コラム執筆者
高島 徹
高島 徹(タカシマ トオル)
株式会社決断力 代表
現代社会は、仕事や人生のむずかしい決断を いろいろと抱える人が増えています。
「決断の軸」をしっかり持つことで、お悩みが解決できます。
「決断の軸」を打ち立てるお手伝いを通じて、ブレないビジネス上の決断、お客様が集まる会社、社員・スタッフが熱心に働き、メンタルダウンしない会社・職場づくり、後悔しない人生のお役に立ちます
得意分野 モチベーション・組織活性化、リーダーシップ、マネジメント、コミュニケーション、ロジカルシンキング・課題解決
対応エリア 全国
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