真田三代の生き方に清々しさを感じる理由は、決断力にあった!
真田三代とは、真田幸綱(幸隆)、昌幸、信之・信繁(幸村)兄弟を指します。
信濃と上野にまたがる、小さな地方領主として、戦国時代を生き延びました。
名前をカッコ書きしているのは、古文書などで確認できる本名と、人口に膾炙した
通名との違いを表しています。
(「真田丸」では、真田幸村を本名の「信繁」で描くようですね)
真田三代それぞれの事績を、簡単に表してみます。
幸綱(幸隆)・・・旧領回復
武田家臣の先方衆として重きをなす
昌幸 ・・・武田信玄に「わが二つの眼」と呼ばれた(知恵袋の意味)
上田城で徳川軍に2度も勝つ
信繁(幸村)・・・大坂の陣で武名を残す
信之(信幸)・・・大名として松代藩を残す
それぞれに、乱世の厳しい状況を、知恵と才覚で乗り切ったのです。
特に、信繁(幸村)の事績は、徳川家が支配する時代にあっても 庶民に親しまれて
きたのです。
源義経と真田幸村の名前は、敗者への同情という点では共通していますが、清々しさ
という点では大きく異なると思います。
では、人々が真田三代の生き方に「清々しさ」を感じるのはなぜか?
それは、自分の人生に後悔していないことだと思うのです。
戦国の世に、地方の小領主として数々の試練に直面しても。
利害損得もさることながら、自らの「価値観」に従い、決断し、行動する。
結果や第三者の評価はさておき、その心に一点の曇りも感じられないからではないで
しょうか?
人間、自分で決断しなかったことは後悔します。
真田三代それぞれの生き方には、後悔がありません。
たとえ昌幸のように蟄居先で亡くなっても、信繁のように戦死しても。
信之のように、93歳で亡くなる直前まで 藩内の統治をせざるを得なくなっても。
では、どうすれば 後悔しない生き方が出来るのか?
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高島 徹(タカシマ トオル) 株式会社決断力 代表
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