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社内改革の第一歩は席替えから

吉田拓郎の「こうき心」という歌に、こんなフレーズがあります。

「街を出てみよう 今住んでるこの街が美しく緑におおわれた 心の故郷だったとしても」

この歌を初めて聴いた時、とても共感したことを覚えています。

たとえ何かを捨てることになっても、現状に安住せず常に新しいことにチャレンジしていきたいと思うようになったのは、この歌がきっかけでした。

現状を打破して新しいことにチャレンジすることは、企業経営でも重要ではないかと思います。

厳しい競争環境に対応するためには、従来のやり方にとらわれず、常に戦略や戦術を見直し、現場の業務を改革していく必要があります。

多くの社長は、このことを常に感じていると思います。

しかし、これを社員一人ひとりに認識してもらうことは、結構難しいものです。

特に、社歴が長く、これまで業績が比較的安定していた企業ほど、社内は「現状維持、安定志向」という雰囲気になりがちです。

決して、社員は仕事をさぼるというわけではなく、一生懸命仕事に取り組んでいるのです。

ただし、たとえば改革によって仕事が変わり、自分がこれまで業務を通じて蓄積してきたノウハウが通用しなくなることには、拒絶反応を示す社員が多いのではないかと思います。

だから、社長が新しい試みをやろうとすると、社員から「社長、それを進めるには○○という面で問題があります」などと、できない理由ばかりが報告され、なかなか進まないということになりがちです。

こうした事態に陥るのを防ぎ、改革意識やチャレンジ精神を社内に醸成するための最も近道が、人事評価制度であり、賃金制度なのです。

ただ、いつも結局は人事制度に結びつけるじゃないかという声が聞こえてきそうですので、今日は別の方法もご紹介しようと思います。

それは、全社員の席替えを1年に1度実施することです。その際に重要なことは、机のキャビネットごとコロコロと移動させるのではなく、キャビネットは元の位置に置いたまま、中の書類を抜き出して移動先の机に持っていくことです。

こうして席替えを実施することは、個人レベルで定期的に改革の体験をしてもらうということなのです。

仕事をしていると、机がだんだん多くの書類で一杯になってきます。

机にある多くの書類は、それまでの仕事の実績であり、その人にとっては、必要な時にいつでもそれらを参照できるという安心感を持って、仕事をすることになります。

実は、その安心感こそが、「現状維持、安定志向」を生む土壌になってしまうのです。

頭の中のキャパシティは限られています。できるだけ、頭の中を空けておいた方が、新しいものを吸収しやすくなるはずです。

これまでの仕事の実績に囲まれていたら、新しい試みなどが生まれる余地がありません。

そのため、全部とは言わないまでも、これまでの実績をリセットして、新しい試みを生み出せるような余地を、頭の中に用意する必要があるのです。

それを、強制的に課すのが席替えというわけです。年末の大掃除でもいいのですが、それだと自分の机は整理しない人も多いと思います。

前述のやり方の席替えをする場合は、書類を全部出して移動することになるので、書類が多ければ多いほど大変な作業になります。そうなると、「この書類、もういらないから捨てよう」という気持ちになりやすく、整理ができるのです。そして、整理した後、頭の中に新しい試みを取り入れる余地が生まれるのです。席替えを定期的に実施して、一人ひとりの頭の中に空き容量を生むことによって、改革を受け入れる土壌ができるのではないかと思います。

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「人事評価問題」「未払い残業問題」「パワハラ問題」「労働組合問題」を専門とする中小企業診断士・社会保険労務士です。

人事制度(等級制度・評価制度・報酬制度)改革や、目標管理制度を絡めた経営計画策定支援、就業規則等の各種規程作成支援等を通じて、労務トラブルを未然に防止し、経営者と従業員の双方が気持ちよく働ける環境づくりを支援します。

樋野 昌法(中小企業診断士・社会保険労務士)(ヒノ マサノリ) 代表取締役

樋野 昌法(中小企業診断士・社会保険労務士)
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