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『日本の人事部』Vol.178
2008/09/02 09:00
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─会社を伸ばす人事・労務ナビ─
『日本の人事部』 【vol.178】2008.09.02
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http://jinjibu.jp?&mm=40
こんにちは。『日本の人事部』編集部の阿部です。
以前から、「日雇い派遣」についてはさまざまな問題が取り沙汰されてき
ましたが、近々さらに大きな動きがありそうです。
厚生労働省は、この秋の臨時国会で『労働者派遣法改正案』を提出する予
定です。もし、改正案が通れば、「日雇い派遣」は原則禁止になります。
「日雇い派遣」は、働く人々の雇用の不安定さや低賃金などが問題視され
る一方で、短期間だけ働きたいという労働者のニーズを満たしていたとい
う側面があります。「日雇い派遣」が原則禁止になれば、中小企業の人材
不足が深刻化するという企業側の懸念もあります。人事担当者の皆さんに
とっては、気になるところではないでしょうか。
企業や個人だけの問題ではなく、社会全体の課題として今後の取り組みを
考えなければならない時期にきているようです。
◆◆目次◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【1】 インタビュー/「ミドル再生のために人事部はいま何をすべきか」
明治大学大学院 グローバルビジネス研究科教授
株式会社ジェイフィール 代表取締役 野田 稔さん
────────────────────────────────
【2】 続々更新! 最新人材業界ニュース
────────────────────────────────
【3】 ~新連載コラム~
課題解決のヒントはここに!「本音で語る人事屋Q&A」<第21回>
────────────────────────────────
【4】 困った時の匿名相談掲示板: 「代休」について
────────────────────────────────
【PR】 お役立ちセミナーのご案内
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【5】 今週の「専門家」はこの人!
────────────────────────────────
【6】 編集部おすすめの「商品・サービス」はここ!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】インタビュー/ 明治大学大学院 グローバルビジネス研究科教授
株式会社ジェイフィール 代表取締役 野田 稔さん
「 ミドル再生のために人事部はいま何をすべきか 」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「中堅層が育っていない」「ミドルマネジメントが機能していない」――
近年、ミドルの弱体化がしきりにいわれますが、野田稔さんは「悪いの
はミドルではない」と断言します。彼らは、バブル崩壊後の長期不況と
ビジネス環境の激変の中で、「多重責務者」になりました。疲弊は必然
であり、人事部にも責任の一端があるといいます。その認識と反省にも
とづいたミドル再生の方策を、野田さんに語っていただきました。
野田さん曰く…
私は人事部の果たすべきミッションを、次の3つに集約して考えています。
第一は、同じ人件費原資を使って社員から最大のやる気を引き出すために、
制度や仕組み、文化、風土を構築して、現場での運用を支援すること。
第二に、現場が必要とする能力、マインドセットを持った人材を必要なと
きに、必要なだけ当該現場に供給すること。一番目はソフトアプローチ、
二番目はハードアプローチと呼ばれるものですが、両方とも企業の経営戦
略に合致していることが前提となります。そして三番目はHRM(ヒューマ
ン・リソース・マネジメント)のプロとして、全社の戦略策定にアドバイ
スを与えること。
このうちミドル再生のために最も重要なのは一番目です。人事部はまず、
彼らの意欲を真剣に引き出そうとしているか、振り返ることが必要です。
そして相手の存在を認めて尊重するために、ミドルマネジメントがどれだ
け大変で、大切な役割かということを、ちゃんと腹に落として理解しなけ
ればならないのです……(つづく)
(更に詳しい内容は)
→ https://member.jinjibu.jp/MemberIntvw.php?act=dtl&id=250&mm=40
※こちらのコンテンツは会員専用です。
会員登録(無料)は→ http://jinjibu.jp/GuestAdmissionInfo.php?&mm=40
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【2】続々更新! 最新人材業界ニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 採用、育成、人事制度、労務・福利厚生まで業界のあらゆるニュースを
網羅。最新動向を知りたい方は、ぜひチェックを!
■ パソナキャリア、役員向け再就職支援サービス
『エグゼクティブコース』9月より開始
■ マネジメントベース、若手・中堅社員の定着化を支援
「診断&コンサルティングサービス」開始
■ ソフトバンク・ヒューマンキャピタル
「第二新卒」の仕事に対する意識調査を実施
■ 人材派遣のTOUA、アパレル業界に特化した人材サービスを開始
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閲覧は、こちらから→ http://jinjibu.jp/GuestNewsTop.php?mm=40
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】~新連載コラム~
課題解決のヒントはここに!「本音で語る人事屋Q&A」<第21回>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人事や人材に関するテーマは、さまざまな視点で捉えることができます。
見方や立場の違いが、さらなる“気づき”を発見することも──。
38年間の人事実務キャリアと「管理職」の経験を持つ“ベテラン人事屋
さん”と、編集部・阿部が、それぞれの視点で人事の課題を語ります。
◆【 2010年の採用戦線に向けての“人事の視点”とは 】
--------------------------------------------------------------------
阿部:
2010年の新卒採用に向けて、そろそろ企業が準備を始める頃かと思いま
す。昨今は、採用活動が前倒しされる傾向にあり、人事(採用)担当者
は早期に採用計画を立て、実行しなければならない状況にあります。
人事屋:
確かに、ここ数年は採用活動の時期がどんどん早くなっていますね。
しかし、今年の採用では、6月後半に例年にはない状況が起こりました。
それは、「採用計画人数に満たなくても、採用を打ち切る」という企業
のケースが目立ってきたことです。
当初50人の採用計画でスタートした企業が、6月頃にまだ内定数が40人
と目標人数に達していない状況であっても、その時点で採用活動を終わ
らせたというようなケースです。このことは、今年の就職活動期間中に
私が何人かの学生と面談して実感しました。
阿部:
その背景には、何があるのでしょうか。
人事屋:
やはり、「原油価格高騰」と「アメリカの金融不安」などのリスク因子
が主な原因だと思います。現実問題として、世界的な株式市場の乱高下
で、国内も想定外の経済不安な状況が続いているからです。
企業の採用計画は、おおむね入社時期の1年半程前に決定するので、そ
の時点の経営予測と今春との差が大きすぎた結果といえるでしょう。
多くの企業で、新入社員が入社する来春の経営の見通しがつかない状況
になってきているようです。
阿部:
厳しい経営環境の中で、2010年度の新卒採用活動が始まりそうですね。
人事(採用)担当者はどのような姿勢、心がけを持って臨めばいいので
しょうか。
人事屋:
人事(採用)担当者は、今までのように採用活動を単に人事業務の一環
として位置づける考えを改めなければなりません。今年度の採用活動の
状況を分析し、反省点を見つけること。それを自社の経営状況と良く照
らし合わせ、数年先を見据えた人員計画を“経営スタッフの立場”とし
て策定する必要があります。
阿部:
2008年から、「ゆとり世代」と呼ばれる層の入社が始まっています。
若い人たちの考え方や価値観が大きく変わってきている中で、採用活動
を行わなければならない難しい時代になったと思いますが…。
人事屋:
そのとおりです。人事(採用)担当者は就職活動を行う学生の全体像を
把握することが必要です。そしてさらに重要なのが、採用活動で最大の
ネックである“採用計画を立てた時点と、入社時期とでは1年半近くの時
間のズレがある”という現実を常に頭に入れておくことです。
私も、新入社員の研修で実感してきましたが、新入社員は毎年、不思議
なくらい特徴が違うものですよ。学生は驚くほど時代の変化と、社会環
境の影響を受けやすいと思います。
阿部:
では、人事(採用)担当者にはどのような「採用活動に対する姿勢」が
望まれるのでしょうか。
人事屋:
人事担当者(企業)は、本来、学生が勉学に集中できる環境づくりを支
援する立場にあるべきだと思います。しかし、私自身、新入社員の採用
に長年携わってきた一人として反省すべき点があります。人事担当者は、
「ほかの企業より一日も早く優秀な人材を自社で採用したい」と思うあ
まり、採用活動の開始時期や告知方法で、他社に遅れをとらない様にあ
らゆる手段を考え、実施してきました。
その結果、大学生であれば4年生はほぼ就職活動に時間を割くことにな
り、授業も疎かになるという深刻な影響を与えています。短期大学や専
門学校では、実質1年間しか勉強する期間がないという実態も、残念で
すが企業側の都合で招いてきたことです。
これからの時代、人事担当者(企業)には自社の都合だけで採用活動を
行っていくのではなく、社会全体のバランスを崩さないような配慮が望
まれてくると思います。その中で大切なことは、“企業と学校が共生で
きる就職活動の仕組みづくり”を考える姿勢ではないでしょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】困った時の匿名相談掲示板 (※詳細は会員専用コンテンツ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─┐
│Q│「代休」について
└─┴───────────────────────────────┘
代休は、休日以外の時間外労働にも適用されるのでしょうか。
例えば、「休日以外の労働日に時間外勤務が8時間以上になった場合、本人
の請求により1週間以内に代休を与える」という規定は問題ありませんか?
(東京都/商社(専門))
編集部よりコメント…
「代休」は、休日労働や長時間の時間外労働を行った場合に、その代償措
置として、その後の労働日を休日にすることをいいます。振替休日などと
混同しやすいので、人事担当者はしっかりと区別した上で管理する必要が
あります。この相談に対して、専門家から詳細なアドバイスが寄せられて
います。
専門家の回答はこちらから
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□ 参加費: 無料(事前登録制)
□ 定 員: 240名
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前代表取締役社長兼CEO 伊藤伸彦 様
●事例紹介セッション:
『美意識・自立性・変革力を持った“魅力ある人”へと
共に育ち合い、育て合う~資生堂の新入社員研修~』
株式会社資生堂 様
●ファーストキャリア講演:『ファーストキャリアの築き方』
株式会社ファーストキャリア
代表取締役社長 若鍋孝司
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│ 者の取り扱い、健康保険組合への編入、その他社会保険料削減など │
│ により、会社から無駄を無くす、成果に結びつくご提案を致します。│
│ 高年齢雇用安定法、労働契約法、パートタイム労働法改正、労働者 │
│ 派遣法改正、不正競争防止法、公益通報者保護法に対応した就業規 │
│ 則・賃金規程・退職金制度・秘密情報管理規程の見直しをご提案! │
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『日本の人事部』 【vol.178】2008.09.02
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こんにちは。『日本の人事部』編集部の阿部です。
以前から、「日雇い派遣」についてはさまざまな問題が取り沙汰されてき
ましたが、近々さらに大きな動きがありそうです。
厚生労働省は、この秋の臨時国会で『労働者派遣法改正案』を提出する予
定です。もし、改正案が通れば、「日雇い派遣」は原則禁止になります。
「日雇い派遣」は、働く人々の雇用の不安定さや低賃金などが問題視され
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う側面があります。「日雇い派遣」が原則禁止になれば、中小企業の人材
不足が深刻化するという企業側の懸念もあります。人事担当者の皆さんに
とっては、気になるところではないでしょうか。
企業や個人だけの問題ではなく、社会全体の課題として今後の取り組みを
考えなければならない時期にきているようです。
◆◆目次◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【1】 インタビュー/「ミドル再生のために人事部はいま何をすべきか」
明治大学大学院 グローバルビジネス研究科教授
株式会社ジェイフィール 代表取締役 野田 稔さん
────────────────────────────────
【2】 続々更新! 最新人材業界ニュース
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【3】 ~新連載コラム~
課題解決のヒントはここに!「本音で語る人事屋Q&A」<第21回>
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【4】 困った時の匿名相談掲示板: 「代休」について
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【1】インタビュー/ 明治大学大学院 グローバルビジネス研究科教授
株式会社ジェイフィール 代表取締役 野田 稔さん
「 ミドル再生のために人事部はいま何をすべきか 」
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◆「中堅層が育っていない」「ミドルマネジメントが機能していない」――
近年、ミドルの弱体化がしきりにいわれますが、野田稔さんは「悪いの
はミドルではない」と断言します。彼らは、バブル崩壊後の長期不況と
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であり、人事部にも責任の一端があるといいます。その認識と反省にも
とづいたミドル再生の方策を、野田さんに語っていただきました。
野田さん曰く…
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第一は、同じ人件費原資を使って社員から最大のやる気を引き出すために、
制度や仕組み、文化、風土を構築して、現場での運用を支援すること。
第二に、現場が必要とする能力、マインドセットを持った人材を必要なと
きに、必要なだけ当該現場に供給すること。一番目はソフトアプローチ、
二番目はハードアプローチと呼ばれるものですが、両方とも企業の経営戦
略に合致していることが前提となります。そして三番目はHRM(ヒューマ
ン・リソース・マネジメント)のプロとして、全社の戦略策定にアドバイ
スを与えること。
このうちミドル再生のために最も重要なのは一番目です。人事部はまず、
彼らの意欲を真剣に引き出そうとしているか、振り返ることが必要です。
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【3】~新連載コラム~
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見方や立場の違いが、さらなる“気づき”を発見することも──。
38年間の人事実務キャリアと「管理職」の経験を持つ“ベテラン人事屋
さん”と、編集部・阿部が、それぞれの視点で人事の課題を語ります。
◆【 2010年の採用戦線に向けての“人事の視点”とは 】
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阿部:
2010年の新卒採用に向けて、そろそろ企業が準備を始める頃かと思いま
す。昨今は、採用活動が前倒しされる傾向にあり、人事(採用)担当者
は早期に採用計画を立て、実行しなければならない状況にあります。
人事屋:
確かに、ここ数年は採用活動の時期がどんどん早くなっていますね。
しかし、今年の採用では、6月後半に例年にはない状況が起こりました。
それは、「採用計画人数に満たなくても、採用を打ち切る」という企業
のケースが目立ってきたことです。
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阿部:
その背景には、何があるのでしょうか。
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の時点の経営予測と今春との差が大きすぎた結果といえるでしょう。
多くの企業で、新入社員が入社する来春の経営の見通しがつかない状況
になってきているようです。
阿部:
厳しい経営環境の中で、2010年度の新卒採用活動が始まりそうですね。
人事(採用)担当者はどのような姿勢、心がけを持って臨めばいいので
しょうか。
人事屋:
人事(採用)担当者は、今までのように採用活動を単に人事業務の一環
として位置づける考えを改めなければなりません。今年度の採用活動の
状況を分析し、反省点を見つけること。それを自社の経営状況と良く照
らし合わせ、数年先を見据えた人員計画を“経営スタッフの立場”とし
て策定する必要があります。
阿部:
2008年から、「ゆとり世代」と呼ばれる層の入社が始まっています。
若い人たちの考え方や価値観が大きく変わってきている中で、採用活動
を行わなければならない難しい時代になったと思いますが…。
人事屋:
そのとおりです。人事(採用)担当者は就職活動を行う学生の全体像を
把握することが必要です。そしてさらに重要なのが、採用活動で最大の
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なくらい特徴が違うものですよ。学生は驚くほど時代の変化と、社会環
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阿部:
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望まれるのでしょうか。
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に長年携わってきた一人として反省すべき点があります。人事担当者は、
「ほかの企業より一日も早く優秀な人材を自社で採用したい」と思うあ
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行っていくのではなく、社会全体のバランスを崩さないような配慮が望
まれてくると思います。その中で大切なことは、“企業と学校が共生で
きる就職活動の仕組みづくり”を考える姿勢ではないでしょうか。
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┌─┐
│Q│「代休」について
└─┴───────────────────────────────┘
代休は、休日以外の時間外労働にも適用されるのでしょうか。
例えば、「休日以外の労働日に時間外勤務が8時間以上になった場合、本人
の請求により1週間以内に代休を与える」という規定は問題ありませんか?
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編集部よりコメント…
「代休」は、休日労働や長時間の時間外労働を行った場合に、その代償措
置として、その後の労働日を休日にすることをいいます。振替休日などと
混同しやすいので、人事担当者はしっかりと区別した上で管理する必要が
あります。この相談に対して、専門家から詳細なアドバイスが寄せられて
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クラークフューチャーコンサルタンツ有限会社 神 明子
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(オフィスヨガ 【 LAVA 】)
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自分を知る。夢を見つける。今日の仕事に意味が出る。
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研修です。(【企業様向けカスタムメイド研修】キャリアデザイン研修)
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■ 学校法人産業能率大学
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■ 株式会社アイデム
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