
経営の推進役となるために
ビジネス環境が大きく変化する中、人事には経営の推進役として、先を見据えた人材育成や組織づくり、新しい働き方のモデルづくりなどが求められています。しかし、『日本の人事部 人事白書』の調査結果によれば、このような「戦略人事」としての機能を果たせている企業は4割以下です。戦略人事に転換し、経営に資する人事となるには、どのような視点、行動が必要なのか。有識者とソリューション企業に聞きました。
HRのオピニオンリーダーに聞く
これからの戦略人事
戦略人事を実現するための
注目のソリューション
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- 変化に強いオープンな組織づくりをいかに進めるべきか
新たな社内コミュニケーションを創出する「HiTTO」 - 企業が従業員に自律的・主体的な行動を促すには、自社の向かう方向性、社内の制度やルールなど、従業員が自ら動くために必要な情報を社内に浸透させる必要があります。そんなオープンな組織をどのようにしてつくっていけばいいのか。組織づくりの第一歩として、HiTTO株式会社ではチャットボットを活用した情報共有の仕組みを構築することを提案しています。同社代表取締役の五十嵐智博さんに、オープンな組織の重要性や効果、仕組みづくりをサポートするソリューションについてお話をうかがいました。
- 変化に強いオープンな組織づくりをいかに進めるべきか
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- 働きやすさだけではエンゲージメントは向上しない
従業員の働きがいを高める「リシテア/従業員エンゲージメント」 - テレワークの普及などで「働きやすさ」の改善を感じた人は多いと思います。一方で、「働きがい」や成長を実感できている従業員は、まだそれほど多くはないようです。日立ソリューションズでは、従業員個人が主体性を持って日々の行動を振り返り改善することで、より良い働き方を習慣づけ、働きがいを生む仕組みを提供しています。人事総務本部 担当本部長の井上正人さん、ワークスタイルイノベーション企画部 グループマネージャーの村井睦子さんに、同社のエンゲージメント向上の取り組みや、それを支援するソリューションについて聞きました。
- 働きやすさだけではエンゲージメントは向上しない
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- 組織のありたい姿を描き、EVP向上につなげる
組織開発コンサルティング型クラウド「WILL CANVAS」 - 25年以上にわたり組織開発・人財開発のコンサルティングを手掛けてきた、株式会社JTB。近年は、社員への価値提案を意味する「EVP(Employee Value Proposition)」に注目し、組織開発コンサルティング型クラウド「WILL CANVAS」を提供しています。組織診断をメインに、現状把握から施策立案、効果検証までを連動させているのが特長で、最新のHRテクノロジーを用いて「組織のありたい姿」に科学的にアプローチできます。JTB取締役 常務執行役員 ビジネスソリューション事業本部長の大塚雅樹さんに、これからの組織と社員のエンゲージメントとEVPのあり方を踏まえ、組織開発におけるサーベイの位置づけや「WILL CANVAS」についてお話しいただきました。
- 組織のありたい姿を描き、EVP向上につなげる
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- 従業員がイキイキと働くために人事が取り組むべきこととは
ウェルビーイングと健康経営の実現を支援する「フォーネスビジュアス」 - コロナ禍の中でも従業員が健康に仕事ができ、働きがいや生きがいを感じられるようにするにはどうすればいいのか、悩んでいる人事担当者も多いのでないでしょうか。近年注目を集めている「ウェルビーイング」や「健康経営」も、コロナ禍以前と同じ施策では通用しなくなってきています。これからは経営と人事が連携しながら、従業員一人ひとりに寄り添い、自分ごととして取り組みを促す仕組みを作り上げていく必要があるでしょう。戦略人事の視点で「ウェルビーイング」や「健康経営」にどのように取り組むべきか。企業の健康経営を支援する「フォーネスビジュアス」を展開する、NECソリューションイノベータ株式会社の奥東裕之さんと、フォーネスライフ株式会社の江川尚人さんにお話をうかがいました。
- 従業員がイキイキと働くために人事が取り組むべきこととは
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- 自律的に学び、変革を生み出す人材を育てる
1冊10分の時短読書サービス「flier」で学びをラフにする - 採用競争が激化する中、社員一人ひとりの活躍度を高める人材育成の重要性が増しています。将来どんな人材が必要になるか見通せない中、特に求められているのが、自ら学び、新たな変革を生み出せる人材を育成すること。多くの企業が試行錯誤を重ねるこの課題に、人類の知の集積である「本」を活用するというコンセプトで取り組んでいるのが株式会社フライヤーです。同社を創業した代表取締役CEOの大賀康史さんに、企業の人材育成が抱える問題点、「自ら学ぶ人材」の重要性、さらに同社が開発・提供している本の要約サービス「flier」の特長や、企業が実際に導入した場合の効果などについて詳しくうかがいました。
- 自律的に学び、変革を生み出す人材を育てる