感染者が出た、さぁどうする？ ～まずは心のケアを
いったん落ち着いていたように見えた新型コロナウイルス感染者数が、昨年末からじわじわと増加傾向にあります。また、オミクロン株の感染者増加も気になるところです。このような状況ですと、いつ従業員にコロナ感染者が出てもおかしくありません。
さて、新型コロナウイルス感染症に感染した従業員が出た場合、人事担当者として何をすべきでしょうか。早急に「現状把握」を行うことはもちろん必要ですが、何よりも「感染者の心のケア」を行うことが重要になってきます。感染した従業員は、職場に迷惑をかけるのではないかと心配し心を痛めています。そこで感染した従業員には、「報告してくれてありがとう」、「しっかり休んで」、「職場に戻れるように支援していきます」という言葉をかけてあげましょう。それから、こちらでできることはないか、仕事で必要な引き継ぎ事項は何かなどを確認していきます。また、感染者が一人暮らしの場合には、食料等の生活物資があるか否か、支援が必要かどうか等も確認してあげてください。
“いざ”という場面は突然やってきます。その日のために、人事担当者同士で対応のシミュレーションをしておくことをお勧めします。
- 法改正対策・助成金
- 安全衛生・メンタルヘルス
約５０年の実績による安全衛生のスペシャリスト
１９７２（昭和４７）年の労働安全衛生法施行年に労働行政の第一歩を踏み出し、その後、第一線での経験を積み上げ、「たたき上げ」てきました。
加藤 雅章（カトウ マサアキ） 中央労働災害防止協会 相談員・安全管理士・衛生管理士
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 所在地 | 港区 |
