研修効果測定~アンケート項目の設定~
最近かなり寒い日が多くなってまいりましたね。
体調を崩さない様に気を張らなければなりません。
さて、研修の効果測定について引き続き記載をしていきます。
本日のコラムの結論から記載しますが、研修の効果測定を『研修を実施するbefore→afterの周囲からの360度アンケートによる行動の変化が研修の効果、と捉えてはいかがでしょうか』というのが私からの提案です。
厳密性を突き詰めていくと非常に難しくなるので、その曖昧さは認めながら話を進めさせていただきます。
構造は非常にシンプルです。
ただ、この360度アンケートの質問項目をどうするのか、この部分を考える必要があります。
ここは物凄く大事な部分で、前回HRカンファレンスに出展をさせていただいた際にもいくつかご質問を頂いた内容になります。
例えば、リーダシップ研修を開催するとします。
その会社様にとって、リーダーシップとは何ですか?
この議論がものすごく大切です。
一般的にリーダーシップとは、影響力とか巻き込み力とか、そんなふわっとした言葉で表現されていますが、それはその会社様にとって"どの様な行動をしていること"を指しますか?
STANCEは、このような漠然としがちな言葉の定義についての議論に、多くの時間を割きます。
時には現場の方にインタビューをおこなったりもしています。
そうでなければ、その会社様でのリーダーシップのカタチが見えず、研修に落とし込むことができないからです。
仮にこんなアンケートが来たら、皆様もかなりお困理になるのではないでしょうか?
「●●さんは、リーダーシップを発揮していると思いますか?」
「●●さんは、周囲を巻き込んでいると思いますか?」
・
・
・
ものすごく答えづらいですよね。。
一方で、上記の言葉を以下の様な文言に変えるとどうでしょう?
「●●さんは、目標達成に向けて社内外から協力体制を築きながらモノゴトを進めていると思いますか?」
如何でしょうか?前者よりはイメージがつきやすいのではないのでしょうか。
これらのアンケート項目は、なかなか一般化しづらく、個別性が高いものです。
それは、業種/業界/会社によって求められるリーダーシップ像が微妙に異なるからです。
研修効果を測るためのアンケート項目を作成する為に、お客様と地味ではありますが議論を重ねます。
状況によっては、お客様の昇格の際の評価項目を伺う等、かなり入り込み議論を深めることもあります。
そうすると、
「本当にこの研修でよいのか、現場で必要とされていることと評価項目に乖離があるのではないか。」
など、運営サイドでも新たな気づきが得られることもあります。
深い内容で大変な工程ではありますが、非常に大切な地ならしです。
- モチベーション・組織活性化
- キャリア開発
- リーダーシップ
- マネジメント
- ロジカルシンキング・課題解決
個性は競争により磨かれる。
フューチャーアーキテクト、リンクアンドモチベーションを経て2011年独立
新入社員から3年目まで一気通貫した若年層の育成プログラムの提供、経営層と現場を巻き込んだリーダシップ開発など、お客様の状況に合わせた研修の開発と実施を得意とする
古田 聡(フルタ サトシ) 株式会社スタンス 代表取締役 CEO
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 荒川区 |