【伝え方が9割】働き方改革には、 伝え方
「8時以降は会社から出るように」。
とつぜん、そんなお達しが会社から出たというお話を聞きました。
働き方改革の一環とのこと。そういう時代ですよね。
もちろん、喜んだ人たちもいるのですが、現場は、混乱。
だってそうでしょう。今まで何時までだって仕事していられたわけですし。
特に研究職の人にとってみたら、今までのように研究ができなくなってしまうということで、
ざわつきが大きかったとのこと。
部長の言い方も悪かった。会社のお達しを伝えるために、こう言ったのです。
「会社が決めたから、はやく仕事終わらせて、帰るように」
これを聞いた、特に研究に燃えていたリーダー、そして若手は「転職を考えた」とのこと。
研究は、やはり時間がかかるもの。
「現場のことを考えたら、そんなこと気軽に言えるはずない。
上層部は研究部門のことを、まったくわかっていない」と感じたそうです。
では、どう話せばよかったのでしょう。
今日知っていただきたい、伝え方の技術は、「チームワーク化」。
こう言ってみたらどうでしょうか。
「会社も変わろうと、チャレンジしているんだ。きみも一緒にチャレンジしてくれないか」
このポイントは、「いっしょに」というコトバ。
人は「いっしょに」とお願いされると、思わずその話に乗りやすいのです。
これが伝え方の技術、「チームワーク化」です。
ムリだと思うものでも、そう言われると、やってみてもいいかな、と思えてくるのです。
たとえば、ジェットコースター乗るのが恐くても、でも、
「いっしょに乗ろう」と言われて乗ってしまった人もいるのではないでしょうか。
もうひとつ効いているのが「チャレンジしてくれないか」というコトバ。
特に研究職の仕事をしていると、職業柄、新しいチャレンジにワクワクする人たちです。
内容としては、受け入れにくいものであったとしても、
即否定、ということにはなりにくそうです。
伝え方のコツは、自分が思っていることをそのまま言うのではなく、
いかに相手のことを想像して話せるか、それにかかっているのです。
たとえ、同じ内容だとしても。
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人事の皆さん
伝え方は、誰でも学べます
センスではなく、技術があるんです
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- マネジメント
- チームビルディング
- コミュニケーション
伝え方の力で、会社を、人材を、サービスを強くします。
伝え方は「センス」ではなく、「技術」です。
誰であっても、学ぶことができます。
同じ商品なのに、売れる人と売れない人がいます。
同じ仕事なのに、評価される部下と評価されない部下がいます。
同じアドバイスなのに、信頼される上司とされない上司がいます。
ちがいは、「伝え方」。
ビジネスで伝え方は、売上に直結します。
佐々木圭一(ササキケイイチ) 『伝え方が9割』著者/コピーライター/上智大学非常勤講師/作詞家
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