無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

「研修のおかげで成果が出た」と言ってもらうことの難しさ

前回のコラムでは、“成果”を出すために必要な内容が研修から漏れる場合があることについて、3つの例を紹介しました。今回は、研修を実施したことで、その受講者が“成果”を出して、受講者やその上司をはじめとする関係者に喜んでもらうことについて、考えてみたいと思います。ここで言う“成果”とは、研修による学習効果ではなく、顧客への提供価値や収益の向上につながる効果を指します。

受講者やその関係者から「研修のおかげで成果が出た」と言ってもらうことは、実際にはとても難しいことです。なぜだかわかりますか?その理由を考えながら読み進めていただければと思います。

受講者が研修を受けてから成果を出すまでのプロセス

例えば、私が課題解決の研修の講師を担当する場合、受講者が次のようなプロセスをたどることを常に意識しています。( )内は各プロセスのアウトプットです。

(1) 研修の内容が自分にとって何か役に立ちそうだと思う (期待感)

(2)研修で学んだ手法を使ってみたいテーマが思い浮かぶ (自らの学習目的)

(3)テーマへの手法の活用方法が具体的になる (具体的な活用方法)

(4)具体化した活用方法を実行しようと思う (実行意欲)

(5)実行によって手法の効果を実感し、その手法を自分のものにする (成果と習得)

受講者20名の研修で、最後の(5)までたどり着く人は何人か?

あくまで私の限られた経験ですが、特定の階層に課題解決の研修を実施した場合、最後の(5)にたどり着く人数は3~4名ではないかと思います。全体を100%とした場合に、各プロセスに該当する人の割合は次のようなイメージだからです。

(1)90%、(2)70%、(3)50%、(4)30~40%、(5)15~20%

研修の導入では、(1)(2)の割合を上げるように力を入れます。ここは“つかみ”であり、とても大切です。そして、受講者がどのようなテーマを思い浮かべているのかを探りつつ、具体的な例を紹介しながら手法の活用方法を考えていただくようにガイドしていきます(3)。研修の最後に受講者にこれからの行動について聞きます(4)。振り返りやアンケートに「職場に帰って~を実施したいと思います」と意思を表明していただいても、本当に実行できるのは半分くらいではないかと思っています(5)。

ここで、「研修のおかげで成果が出た」と言ってもらうことがとても難しい、と書かせていただいた理由をご説明します。(5)に至るのが全体の15~20%という割合、これは2:6:2の2と同じくらいの割合だということがポイントです。(5)に至るのは、常に自分でテーマを設定し、研修だけではなく、自分でいろいろ勉強して、自律的に取り組み、成果を上げている人だと考えられるのです。つまり、上司や周囲の人から見て、研修による成果だとは認識されにくいのです。

手法を活用するテーマの設定が重要

このようなことを踏まえると、実戦的なテーマを設定して実行する“アクションラーニング”は理にかなっていると言えるでしょう。(5)の段階までを研修の範囲に取り入れてしまうのですから。しかしここでも注意が必要です。それはテーマ設定です。(2)の段階で設定するテーマの抽象度が高すぎる場合、顧客への提供価値や収益に悪影響を及ぼしている問題からずれてしまっている場合などは、大きな成果につながりません。

研修の講師をする時にいつも難しいと感じるのは、事業に関する情報や受講者との接点が限られる中で、適切なテーマの設定を促さなくてはならないことです。

(次回は、『現在実施している研修の成果を2倍にするためのちょっとした工夫』を紹介する予定です)

  • 経営戦略・経営管理
  • リーダーシップ
  • マネジメント
  • コーチング・ファシリテーション
  • ロジカルシンキング・課題解決

リーダー達が、自社の変革活動を進め、着実に成果を出しながら、次のステージへと成長していくために、パートナーとして支援する“変革コーチ”です。

豊富な改革支援の経験をもとに、既存事業の強化や新規事業の立ち上げといったテーマを題材として、「適切な課題設定」「効率的な課題解決」「適度なイノベーションによる新事業の創造」「ビジネスモデルの構築」などを実践できる力を身につけていただけます

大國 仁(オオクニ ジン) 株式会社ACWパートナーズ 代表パートナー

大國 仁
対応エリア 全国
所在地 千代田区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

多様性にチャレンジ意欲を醸成し、イノベーティブなチームになる

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「多様性に“チャレンジ”意欲を醸成し、 イノベーティブなチームになる」 について一緒に考えていきたいと思います...

2024/11/20 ID:CA-0005727 ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン