職場の人間関係を円滑にする小細工の例
管理職の方であれば、職場内の人間関係について
少なからず気になることでしょう。
わたしが現在管理する職場は、法人そのものと
その施設
女性30人の中に、男性が私をいれて3名
年代は、20代から70代までいます。
私自身は40代後半の管理者という職場です。
大きな会社さんであれば、一つの部署程度かと思います。
現在の組織も、今の状態になるまでは3年ほどかかりました。
それまでは、
年配の職員が目をつけた若手職員がやめていく
とか
インフォーマルなグループができて、職場内で幅を利かせる
とか
その中に私が急に管理職として入っていったものですから
もちろん職場の中に誰も味方らしい人がいない
とか
そんなところから始まりました。
当初から
基本的なことはもちろんやっていました。
挨拶を分け隔てなくする
公平に職員をあつかう
様子がおかしいと感じる職員には声をかける
職員では解決しがたい問題についてはこちらで責任をもって処理する
それから
配置などの人事権はしっかりと行使する
これは、職場が組織立っていく上では、最低限だとは思いますが
これだけでは、職場の人間関係というのは、円滑にはいきません。
なんというか、業務としては成り立つのですが
雰囲気がピリピリしたり、殺伐としたりするのです。
そこで必要になるのは、業務上は『ムダ』な時間なのですが
最近やって、とても喜ばれたことをひとつご紹介しましょう。
ご自身の職場の近くに
なにか面白そうなお店はありませんか。
飲食店でももちろんいいですし、駄菓子屋みたいなものでも、地域の商店みたいなものでも構いません。
そのお店とまずは仲良くなりましょう。
個人的なお話で恐縮ですが、
わたしは、職場のある地域の商店さんたち10くらいの店主さんと、けっこうざっくばらんにお話ができます。
特に商売的なつながりはありません。
地元の商店やカフェなどなので、もちろん個人店だったりもします。
そこにちょっと持ち掛けて、
「お店のロゴをつかってキーホルダーを作っていいか?」
というお話を持ち掛けたのです。
個人のお店であれば、店主さんにしっかり了解がとれれば
著作権などは確認できます。
チェーン店は難しいと思いますが。
そして、職場がある地域のいくつかのお店のキーホルダーをガチャにして職場の方や、利用者の方に楽しんでもらうようにしました。
もちろん制作費だけで、利益は取りません。
お店には、余剰分のキーホルダーをプレゼントし、
「キーホルダーをつけた職員が行った際にはよろしく」
と一言声をかけておきます。
すると
「あ、〇〇さんの会社の人だね」
と店主さんもわかってもらい、なにやら気さくにかかわってくれるのです。
手間はかかりましたが
職員も楽しい、地域も楽しい
そんな職場企画でした。
もちろん、無駄話にも花が咲きますが
職場内を明るく、円滑にする、という時には
ちょっとした企画をすると、楽しいものです。
職場の人間関係を考えるときには、ちょっと枠を広げてみたり
仕事から離れたところで考えてみると、ヒントがたくさんあるかもしれません。
- モチベーション・組織活性化
- 安全衛生・メンタルヘルス
- キャリア開発
- マネジメント
- コミュニケーション
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KIRIHARE所属 臨床心理士(キリハレ) KIRIHARE臨床心理士 品質責任者
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