「あいさつ」ができない社会人。
こんにちは。
一般社団法人日本研修コーディネーター協会の飯島です。
4月に入り、初々しいスーツ姿の新入社員が目立っています。
まだ学生気分は抜けていないのか、道路で歩いているときに大声で話したり、
ポケットに手を入れて歩いたりという姿もよく目にします。
しかし、彼らが20年近くやってきた言葉遣いや行動は、そんなに簡単に
直るものではありません。もちろん、それに甘んじることは許されませんが、
育てるほうも「時間が必要」とする認識は持つべきだと思います。
今回のテーマは「あいさつ」ができない社会人。
でも、これは新入社員のことではありません。
10年、いや20年以上社会人をしている人が「あいさつ」をしないのです。
私は先週からある会社の新人研修の講師をしています。
駅からその会社が入っているビルまで無料バスが出ており、多くの社会人が
乗り込むのですが、そのバスの運転手に誰も挨拶をしません。
「おはようございます」
バスの運転手の方は乗ってくる一人一人に挨拶をします。
私は必ず「おはようございます」と言います。
が、他の乗客は誰も挨拶をしません。
しかも彼らは新入社員ではないのです。
私はコミュニケーションがどうの以前に挨拶は大切だと考えています。
また、社会人だけではなく、小学生も挨拶が大切だと知っています。
新人研修でも挨拶は必ず学びます。
しかし、なぜ社会人は「あいさつ」をしないのでしょうか。
上司や先輩が挨拶をしないのに新人に「あいさつをしろ」と言っても
説得力がありません。おそらく、新人も挨拶をしない人材になって
しまうでしょう。上司や先輩の背中を見て新人は育つからです。
そして、それは挨拶だけではなく、組織全体が新人を育てる、
人を育てるという意識が弱いのだと思います。
「あいさつもできていない組織」と「あいさつができている組織」は
雲泥の差があります。組織を良くするのであれば、必ず「あいさつ」
ができる組織にすることが必要です。
私は今の新入社員にこう言います。
「あいさつをしてマイナスの評価を受けることはありません。でも、挨拶をして
プラスの評価を受けることはある。こんなにお得なあいさつを、なぜしないの。
誰もやらないからしないんじゃない。誰もらやなくてもするのがあいさつなんだ。」と。
あ 明るく
い いつでも
さ 先に
つ 続ける
あいさつが当たり前にできる社会人。それができないことが当たり前になっている
今の日本社会に、私は人材育成の危機を感じてしまうのです。
- 経営戦略・経営管理
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「研修設計のノウハウを広めています」
効果的な研修や人材育成を行なうためのワークショップ開催や資料提供、ファシリテーター派遣を行っています
今までに設計した研修は2000件以上。その満足度は90%以上いただいております。
真剣に人材育成に取り組んでいる企業・自治体や担当者様のパートナーとして
全力で支援し、人材育成で組織を元気にしたいと考えています。
飯島 宗裕(イイジマ ムネヒロ) 一般社団法人日本研修コーディネーター協会 代表理事/人材育成コンサルタント・日本酒コンサルタント
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