ブームで研修を選ぶ危険性
こんにちは。
研修コーディネーター協会の飯島です。
皆さんは研修を計画・実施する際に、何をもってそのテーマを決めますか?
その方法はさまざまですが、よく耳にするのが「最近ブームだから」というもの。
少し前ならロジカルシンキングやファシリテーション。
最近であればタレントマネジメントやアサーティブコミュニケーション。
本屋で平積みになっている内容を取り入れるというものです。
確かに、それらの内容は大切なものであり、それ自体は否定されるものではありません。
ただし、自分たちの企業に必要なものなのかどうかをしっかりと見定めなければ
効果はありません。
また、これらの内容はたった数回の研修で効果が出るわけではなく、
そのスキルが活かされる職場や仕事内容になっていることが
効果を生み出す大前提なのです。
実際にあった話として、ファシリテーション研修をした後にその学んだ内容を
会社の会議で実践しようとしたところ、
「何をやっているんだ、座ってろ!」
と言われてできなかった、ということがあります。
本当にファシリテーションを活かしている企業は、会議室にホワイトボードや
模造紙が準備され、組織全体がファシリテーションを活かす意義を理解して
います。つまり、組織としてその内容を活用するという意識があり、
活用できる場が無ければ、何をやっても「研修で終わり」となります。
研修テーマを決める際に流行の内容をやることは否定しません。
しかし、その活用方法を考え、組織としてどのように活かすのかを考え、
浸透するプロセスま設計できなければ、やらない方がいいでしょう。
組織を見て研修テーマを決めることが求められるのです。
- 経営戦略・経営管理
- モチベーション・組織活性化
- 人事考課・目標管理
- キャリア開発
- チームビルディング
「研修設計のノウハウを広めています」
効果的な研修や人材育成を行なうためのワークショップ開催や資料提供、ファシリテーター派遣を行っています
今までに設計した研修は2000件以上。その満足度は90%以上いただいております。
真剣に人材育成に取り組んでいる企業・自治体や担当者様のパートナーとして
全力で支援し、人材育成で組織を元気にしたいと考えています。
飯島 宗裕(イイジマ ムネヒロ) 一般社団法人日本研修コーディネーター協会 代表理事/人材育成コンサルタント・日本酒コンサルタント
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