社外メンター
【ヒューマン・タッチ レター vol.76】
みなさんこんにちは。ヒューマン・タッチ森川です。
以前のコラムでも少し触れたことがありましたが、
新入社員に対しての「社外メンター」を
外部の心理職にご依頼いただくケースがあります。
弊社でも個別に面談を重ね、報告を行うサービスがあり、
先日もある工場勤務の新人の皆さんの面談を行ってきました。
事前アンケートや面談結果などはWebですべてやり取りできるのですが、
昨日の会社に限らず、コロナ禍の入社の方で、
心身の反応の項目で「不安」が高い方が多いのを感じます。
コロナの状況からくる「不安」ももちろん述べられます。
・入社後ほとんど出社できていない
・一人暮らしの部屋で、一言も話さない日がある
・研修が十分受けられていないのではないか
・先輩の仕事ぶりが見られず、自分の仕事がこれで良いのか
・懇親会などがことごとくなくなり、社員とのつながりをもてない
・今後の見通し
・お客様が少なく、OJTが機能していない
等が代表的なものでしょうか。
新人にとっては、初めての社会人生活が
コロナ禍の異常事態体制で行われたということは、
やはり彼らに大きく影響しているようです。
ただ、そんな中でも夏以降、徐々に出社できるような状況になり、
「出社できると安心」「自分が社会人になったと感じた」と
今の状況でも力を発揮し始めておられます。
2020年入社という運命は、今苦しくても、
彼らの未来にとっては大きな経験になると感じています。
また、コロナに関係なく、新人特有の「不安」も語られます。
特にまじめな方は
「自分はきちんと仕事覚えることが出来るだろうか」
「わからないことが多い」
「この会社でキャリアを進めていって良いのだろうか」
「大学の同期は○○のしごとをこなしている、それに比べて自分は○○だ」
こんな時こそ、社内もしくは社外のメンターから、
「私もそのような時期があったよ」
「自分はこんな風に考えて乗り切った」
「どうしようもなかったけど、何とかなったね」
といった、何気ない一言が、彼らを支えるのだと思います。
もちろん、新人の方でもすぐに力を発揮して、
周りから一目置かれるような方もあります。
発揮できる力を強みとして認識していただき、
それを組織でうまく使うためのコミュニケーションの工夫や知恵などを
話題にすることは、意味があると考えます。
コロナであってもそうでなくても、
新たな環境で働き始める新人の皆さんにとっては
その環境に慣れていくまで、ある程度時間がかかります。
ここに時間がかかる人は、伴走する人間から励まされ、支えられ、
またすぐに適応できて力が発揮できる人は、
伴走する人間から前に進む力やその力を発揮する工夫を学び、
進んでいかれるのだと感じました。
- モチベーション・組織活性化
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通算500社以上のコンサルティング、900件以上の復職面談、年間100件以上のセミナーをこなすメンタルヘルス対策専門コンサルタントです。
メンタルヘルス対策の仕組みづくり、個別休職復職支援、ラインケアセミナー、セルフケアセミナー、全員面談、ストレスチェック、職場環境改善、災害・自死等の危機対応など、「こころ」の視点から、「いきいき職場づくり」をトータルに支援いたします
森川 隆司(モリカワ タカシ) 株式会社ヒューマン・タッチ 代表取締役 臨床心理士 公認心理師

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