ストレスチェック「個人結果」の活かし方
【ヒューマン・タッチ レター vol.20】
みなさんこんにちは。森川です。
Webで実施している会社も、紙で結果が返ってくる会社もあると思いますが、
みなさんはストレスチェックの結果をどのように活かしていますか?
最近では、「個人結果の見方」についてのセミナーのご依頼もありますが、
まだまだ稀かと思います。
ストレスチェックの第一義的な目的は「セルフケア」です。
いち早く自分の変化に気づいて、必要な対応をとり、
不調や病気まで至ることを防ぐこと、ですね。
では、ストレスチェックの結果を
どのようにセルフケアに活かしていけばよいのでしょうか。
以下、セルフケアに活かすためのポイントをまとめてみました。
※職業性ストレス簡易調査票57問を想定
①高ストレス者の判定になっていないか
②心身のストレス反応の合計得点が12点以下かどうか(目安)
③仕事のストレス要因と、サポート要因の合計が26点以下かどうか(目安)
④心身のストレス反応の中で「抑うつ感」の値はどうか
まずもって①に該当する方で、自覚的な変化を感じている方は、
「医師面接」を活用してください。
実際には、医師面接までつながる方は、高ストレス者の中でも数%にすぎません。
私から言わせれば、こんなもったいないことはありません。
自分の症状を話して、医師から無料でアドバイスをもらうことができるのです。
自覚できないようなストレス反応を知ることができ、
必要であれば、専門医へのつながりもつくってくれます。
対処法についてもアドバイスがあるはずです。
30分程度の医師の拘束は、数万円の価値があります。
この時間を無料で自分のためだけに相談でき、アドバイスがもらえるのです。
ぜひ、積極的に活用してください。
「会社に伝わって不利益を被ったらどうしよう」
こんな思いがある方もあると思います。
労働安全衛生法では、医師面接まで進んだ場合でも、
ストレスチェックの結果については、本人に不利益にならないように定められていますし、
医師からの会社に対するフィードバックについても、
個別の面談内容をすべて開示されるわけではありません。
社内の実施規定にもあるはずですので、不安な方は、
あらためて個人情報の取り扱いについて確認してみてください。
よくあるのですが、チェックを受けた時には、
「彼氏、彼女と別れた直後だったが、今は新しい恋人がいる」
「適当に書いた結果です」「一時的に仕事が忙しかっただけです」
というような方は、医師面接の必要性はご自身でご判断ください…
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森川 隆司(モリカワ タカシ) 株式会社ヒューマン・タッチ 代表取締役 臨床心理士 公認心理師
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