アサーション②~臨床心理士が教える具体的事例~
【ヒューマン・タッチ レター vol.13】
アサーション②~臨床心理士が教える具体的事例~
みなさん、こんにちは。ヒューマン・タッチ森川です。
今回は、前回の続きとして「アサーション」について話題にさせていただきます。
前回、「アグレッシブ」「ノンアサーティブ」「アサーティブ」な表現があり、自分のためにも、「アサーティブ」な表現が役に立つのではないかとお話しました。
「アサーティブ」な表現を求めるのは、言葉で言うのは簡単ですが、イメージするのが難しいかもしれません。
「アサーティブ」な表現とは、「穏やか」「心地よい」「関心を向ける」「意見や欲求を素直に述べる」「妥協してもよい」「穏やかに固執する」といった言葉で表現される状況かもしれません。
逆に「怒り」「不安」「敵意」「罪悪感」「消極的」「復讐する」といった言葉で表される状況は、「アグレッシブ」や「ノンアサーティブ」の状態ではないでしょうか。
「私はなかなかアサーティブになれません」という方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。アサーティブな状態になるには、「自分で自分を信頼して、自分を認めている感覚」がある程度整っていないといけないと言われています。
単純に言えば、自分を大切にして、自分の力を信じている状態、でしょうか。
このような状況を作り出すには、人から褒められたり、自分で自分の行動を認めて自慢したり、することも一つだと言われています。
相手を尊重するには、まずは自分自身を尊重できないといけない、ということでしょうか。怒りの感情が強く出てしまう方は、自分自身に対する不安や不信が隠れていることもあるのかもしれません。
「自分を大切にしましょう」。よく言われることですが、やはり大切なことだと思います。こう感じることがなかなか難しい人は、1人でもよいので、自分にとって大切な人(ペットなどでも良いと思います)を意識してみてください。
その人(ペット)にとって、あなたは無くてはならない存在のはずです。
あなたでなければならないのです。
私達は社会的な生活をしている以上、このような関係はどなたにもあるはずです。見落としているだけかもしれません。
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森川 隆司(モリカワ タカシ) 株式会社ヒューマン・タッチ 代表取締役 臨床心理士 公認心理師

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