他者との違いを強みに変える!自分の強みを見つける3つの習慣

今回は、
「他者との違いを “強み” に変える」
について一緒に考えていきたいと思います。
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■強みを活かすリーダーこそ、チームを伸ばす
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チームの成果を最大化するためには、
一人ひとりが持つ特性を活かし、
“自分スタイル” を確立することが重要だと考えます。
なぜなら、自分の強みを活かすことで、
自己肯定感や自己効力感が高まり、
モチベーションが向上するからです。
その結果、自分のパフォーマンスが
最大化されるだけでなく、周囲にも良い影響を与え、
チーム全体の成果向上につながります。
特に、自分の特性を活かして行動することで、
メンバー同士の相乗効果が生まれ、チームの持つ
ポテンシャルがさらに引き出されるようになります。
それぞれの強みが組み合わさることで、
新たなアイデアが生まれ、組織としての
成長が加速していくのです。
つまり、「個人の強みを活かすこと」は
単なる自己成長ではなく、
「チーム全体の成長」と直結すると私は確信しています。

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■経験の違いを “強み” に変えたリーダーの学び
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Aさんは、技術系企業のシステム企画部門で
部門リーダーを務める管理職でした。
多くの部下を率いる立場にありながら、
「自分には開発経験がない」という負い目を感じ、
3年間にわたり「この役職を降りたい」と
上司に相談していたそうです。
そんなときに、会社の人材育成プログラム
「しなやかリーダー塾」に参加してくださいました。
受講期間中は、大規模なシステムトラブルが発生し、
心身ともに疲弊している状況でしたが、研修の中で
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マネジメントには様々なスタイルがあり
自分の強みを活かしたスタイルこそが
最大の成果を生む
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という考え方を知り、大きな気づきを得たといいます。
その後Aさんは、自分には開発経験はないものの、
企画の経験が豊富であり、チームのビジョンや
目標を示すことには強みがあると気づきました。
「開発のプロではない」という視点を持つことで、
むしろ部下の意見を引き出し、チーム全体の
方向性を整理する役割を果たせるのではないか
と捉えられるようになったのです。
この気づきを得たことで、Aさんは
「自分の経験はむしろ強みである」
と前向きに捉えられるようになり、
自分の特性を活かした“自分スタイル”の
マネジメントに自信を持てるようになりました。
結果として、部門リーダーという役割にも
やりがいを感じるようになり、
チーム成果の最大化に向けて、
一歩踏み出す自信を持てるようになりました。
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■違いを“強み”に変える3つの習慣
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リーダーのスタイルは一つではなく、
基本となる考え方をおさえつつも、
自分の特性を強みとして活かすことが大切です。
そうすることで、“独自力” が生まれ、
チームの新たな価値を創造する礎となります。
これは、チーム成果を最大化し、
リーダーとしてポジティブな影響力を
発揮することに他なりません。
「自分の立場に自信が持てない」
「役割を十分に果たせているか不安だ」
そんな気持ちがあるときこそ、
他の人との違いを“強み”として捉えてみてください。
違いを活かすことが、自らの力を
最大限に発揮する一歩につながるはずです。
私のこれまでの経験から、
違いを強みに捉えなおすコツを3つにまとめました。
・素直に学ぶ姿勢を持つ
・周囲の意見を謙虚な気持ちで取り入れる
・困難な時こそ視点を変える勇気を持つ
私自身も、この3つの姿勢を意識しながら、
これまでの危機的状況を、自分の可能性に
ワクワクしながら乗り越えてきました。
今も、会社員時代とはまた別の挑戦があり、
落ち込むことも数えきれないほどありますが、
この3つの姿勢を思い出しながら取り組むことで、
仕事だけでなく、人生の充実感にもつながっています。
ぜひ、自分の価値を改めて見つめ直す機会を
持っていただき、さまざまな場面で自身の力を
最大限に発揮しつづけていただければと、
心から願っています。
このコラムを書いたプロフェッショナル
細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

細木聡子(ホソキアキコ)
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
得意分野 | 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 千代田区 |
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