決断力を高めるには～不安を払拭するコンセプチュアル・スキル

今回は、
「決断力を高める」
について一緒に考えていきたいと思います。

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■決断するのが怖い
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今の時代、答えがない課題に向き合い、
決断をしなければならないことが多いかと思います。

私の元に、定期的に「決断力」をテーマに講演や研修を
依頼される背景からも、自分の決断に対する不安を
抱えている人が少なくないと感じています。

女性リーダー育成に関わり個別相談を受ける中でも、

「私の決断は果たして正しかったのだろうか」
「最終決断は自信がないからできそうにない」
「決断できない私はリーダーに向いていないかも・・・」

と不安を吐露する女性社員の方が非常に多い印象です。

私自身も、決断することに不安を感じていた一人でした。

つまり、リーダー職に対して
「やる気がないわけではなく、不安に感じている」
という方が多いということです。

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■決断に至った理由を論理的に整理する
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経営者となった今、日々決断の連続ではありますが、
今なお、不安を感じないことはありません。

ただ、不安を払しょくするためにできる事は
手を尽くすようにしています。

具体的には、
「決断に至った理由を論理的思考で自分なりに整理する」
ということを徹底しています。自分なりのお墨付きを
自分で得るというイメージです。

例えば、ABCの3つの条件から、Bを選ぶ決断をした時、
その決断に至る理由を、理路整然と説明できるように
しておきます。

MECE（漏れなく、ダブりなく）に考えるために、
私はビジネスフレームワークを活用しています。

こうして自分の中で論理的な理由を確立して
「だから、私はBを選んだのだ」
と客観的に整理することで、現状を見える化でき、
それが安心材料となって、決断に対する自信へと
つながっていくと私は考えています。

この取り組みで、全ての不安を払拭できるわけでは
ありませんが、もし、周囲の状況が変わって
上手くいかなかったとしても、自分の決断が間違いだったから、
とはなりづらいのではないでしょうか。

むしろ、次につながる貴重な経験値として
積み重ねることができると、私の経験則からも
実感しています。

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■最高の決断に必要なコンセプチュアル・スキル
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自分で考え抜いた判断基準を持つことは、
決断力を高めるための大切な取り組みの1つだと考えます。

論理的思考で判断できるまで情報を収集し、
MECEに情報整理し、論理的に判断するーーー。
この一連の流れは、その時の自分にとって
最高の決断になるのではないでしょうか。

もし、判断するのが難しい、決断することが不安だ、
自信が持てないと思っている場合は、ぜひ
【コンセプチュアル・スキル】を身につけて欲しいと思います。

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コンセプチュアル・スキルとは
物事を多角的な視点で総合的に判断し、
知識や情報などを体系的に組み合わせて概念化することで、
物事の本質をつかむ能力のこと。「概念化能力」とも呼ばれる。

（日本の人事部・HRペディア「人事辞典」より）
https://jinjibu.jp/keyword/detl/1382/
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階層があがるほどに求められるのが、この
コンセプチュアル・スキルとなっていますので、
少しでも自信を持って自分の判断・決断ができることに
つなげていってほしいと願っています。