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相手が求める成果・結果の本質を理解する重要性

今回は、
「相手が求める成果・結果の本質を理解する重要性」
について考えていきたいと思います。

 

┏━━━━━━━━━━┓
■会社が求める人材とは
┗━━━━━━━━━━┛

VUCA時代の今、雇用形態・勤務形態が変化し、
企業におけるサービス提供の多様化も著しく
なっています。

社内外の環境が目まぐるしく変化し続ける中で、
企業が求める人材は、大きくこの2つではないでしょうか。

●スキルのある人材
●結果を残す人材

この2つから、自ら考え、潜在的な課題を解決できる
課題解決力」を持った人材を
企業は高く評価するということが
一つ言えるのではないかと私は思います。

特に、「結果を残す」ということが
重要視されているのは誰もが知るところであり、
周囲が納得する成果や結果をまず先に出そうという
姿勢が、とても大切だと私は考えています。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■正論なのに受け入れてもらえない理由
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

もし、会社や周囲が求める成果や結果を出さないまま
提案をしたら、中には「わがまま」や「愚痴」と
受け取られてしまう可能性も少なくないのが現状です。

私は大企業で10年以上上司の立場を経験し、
その後も経営者の立場でのべ3,000名超の方と
関わらせていただいてきましたが、
どんなに正しいことを言っていても、
成果や結果を出している人と
そうでない人に言われた時の印象は
やはり違うものでした。

だからこそ、私が関わらせていただいている
技術系企業の現場社員の皆様には、
成果や結果を出すことにコミットする
重要性について必ずお伝えしています。

相手(会社や上司)が求めていることは何かを
しっかり把握して、どんなに些細な指示だとしても
「成果は何になるのだろうか」と常に意識しながら、
相手が求める成果の一歩超えるものを出すようにすると
相手との関係性も良くなり、自分の言動を認めて
もらいやすくなります。

それが、最終的に自分が仕事をする上で必要な
発言力・影響力を高めることにもつながると
私はこれまでの経験から確信しています。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■相手が求める成果・結果の本質を理解する
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

相手が求めていることを把握するために、
私が常に意識していることは
【求められている成果や結果の本質を理解する】
ということです。

そのためには、相手の視座・視点・視野を踏まえ、
相手の視座の1段、2段上から現状を見るという
イメージです。

 

相手が上司であれば、その上の上司から、自分はどう見えているか。

相手が社長であれば、顧客や株主は、会社で働く自分をどう見ているか。

そういった意味で、1段、2段上から
今の自分に求められている成果や結果を考えた上で、
それらを達成するための言動を選ぶように
私は会社員時代から今に至るまで常に心がけています。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■コミュニケーションを通じて情報収集し、行動につなげる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

相手の視座・視点・視野を知るために、
私が大いに意識して活用しているのが
コミュニケーションです。

組織で働く多くの方にとっても、
日々の業務の中で、ホウ・レン・ソウを含め、
様々な場面でコミュニケーション取っているかと
思います。

相手との積極的なコミュニケーションから
考えや情報を引き出すつもりで関わろうといった、
そんな姿勢を意識するところから
始めていただくのも良いかもしれません。

相手の考えを理解できたら、
自分の日々の行動につなげて、
相手が認める成果や結果が自ずとついてくるでしょう。

何より、相手が認める成果や結果が出て初めて、
提案ベースで自分の意見を伝えることで、
きっと相手もあなたの意見を受け入れやすく
なっている状態であることは間違いないと思います。

当社が人材育成プログラムにおいて、
「課題解決力」を高める課題実践を必須としていますが、
成果や結果とは何か?」ということを
しっかり考えてもらうところから始めています。

また、課題実践で上司や講師である私から
フィードバックをするのは、1段、2段上から見えている
景色を意識してもらいやすくするためでもあります。

これらのちょっとした取り組みの仕掛けによって、
人材育成プログラムの実行期間中から
会社や上司が認める成果創出につながっている、
と、日々手応えを感じている次第です。

人材育成に携わる経営者や人事担当者の方には、
育成対象者の成果や結果にコミットする取り組みとして
どんな仕組みや仕掛けができるだろうか、という
プログラム構築のヒントとしてご参考になれば幸いです。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • キャリア開発
  • リーダーシップ
  • マネジメント

◆技術系企業D&I突破口となる次世代リーダー・女性管理職を育成

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまでのべ5,000人以上の技術系企業のリーダー・管理職育成に携わる。専門は技術系企業に特化したD&I推進コンサルティング。

細木聡子(ホソキアキコ) 株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

細木聡子
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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