事前学習の有効性〜インプットとアウトプットを分ける!
今回は、
「事前学習の有効性」
について考えていきたいと思います。
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■成果・成長を高める育成プログラムの4ステップ
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当社が提供するリーダー育成プログラム
(6か月~1年間のプロジェクト)は、
「知識・スキル付与+課題実践」を基本とした
構成となっています。
取り組みの流れとしては、次の3ステップです。
ステップ1:知識・スキル付与(インプット)および
ディスカッション(アウトプット)
ステップ2:現場にて課題実践
ステップ3:課題実践した内容に対するフィードバック
昨年度、各技術系企業様で実施した
リーダー育成プログラムの中で、
特に成長・成果に目を見張るものがあった企業での
プログラム構成について振返ってみると、
以下の4ステップで実施していました。
ステップ1:事前課題の実践(インプット)
ステップ2:事前課題の共有とディスカッション(アウトプット)
ステップ3:現場にて課題実践
ステップ4:課題実践した内容に対するフィードバック
この4ステップでプログラムを進められるかどうかは
企業ごとの事情(確保できる時間や期間など)によって
異なるのですが、3ステップと4ステップの違いは
簡単にまとめると、
●インプットとアウトプットを分けている
ということになります。
では、この差が一体どんな効果をもたらしているのでしょうか。
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■4ステップの具体的な取り組み事例
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まず、4ステップでそれぞれ具体的に
どんな取り組みをしているか、
以下に参考程度にまとめてみました。
<ステップ1(例)>
・事前動画セミナーを視聴してもらい、事前課題に取り組んでもらう。
・自社の経営指標分析やSWOT分析、3C分析などに取り組んでもらう。
<ステップ2(例)>
・オンラインワークショップにて受講者同士で事前課題を元にディスカッション
・受講者同士で事前課題に対するフィードバックおよびブラッシュアップを行う
<ステップ3(例)>
・各自設定した職場における課題に対する解決策の実践
・事前課題から成果創出につなげるための取り組み実践
<ステップ4(例)>
・解決策の実践結果を上司に共有し、フィードバックをもらう
・実践した取り組み内容をまとめて講師へ提出し、フィードバックをもらう
私が感じているインプットとアウトプットを分けて
実施することによる効果を振り返った時
大きくこの3つに集約されると考えました。
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1)自律性が醸成される
2)アウトプットの質が高まる
3)より短期間でスキル向上が図れる
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■インプットとアウトプットを分けることで得られる効果
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インプットとアウトプットを分けることで得られる
3つの効果の理由について、以下のように考えています。
1)自律性が醸成される
事前課題に取り組むということは、
自ら調べながら知識を得ることにつながります。
2)アウトプットの質が高まる
事前課題でじっくり自分の意見をまとめたり(※)
アイデアを洗い出すことができるので、
アウトプットの質が高まります。
※人によって事前課題に膨大な時間を
かけてしまうことがあるため、実際には
制限時間を設けて取り組んでいただいています。
3)より短期間でスキル向上が図れる
事前課題に取り組むことで効率的に知識を
インプットでき、より多くの時間を実践に費やせるので、
自分のスキルをより短期間で高めることにつながります。
*
新しい考え方がどんどん出てきているVUCA時代の今、
どんな立場の人であれ学び続けることを
止めてはいけないと私は思っています。
そうなると、仕事と同様に、学ぶこと自体も、
いかに生産性高く取り組むかを考えることは
今後重要になってくるかもしれません。
人材育成に携わる経営者や人事担当者の方に、
今回ご紹介した4ステップを参考にしていただくことで、
社員の育成施策に対する効果をより高めるヒントに
つなげていただければ幸いです。
- 経営戦略・経営管理
- モチベーション・組織活性化
- キャリア開発
- リーダーシップ
- マネジメント
◆技術系企業D&I突破口となる次世代リーダー・女性管理職を育成
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまでのべ5,000人以上の技術系企業のリーダー・管理職育成に携わる。専門は技術系企業に特化したD&I推進コンサルティング。
細木聡子(ホソキアキコ) 株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 千代田区 |
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