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技術系企業の女性活躍推進に取り入れたい「社内メンター」

ある技術系企業の女性活躍推進プロジェクトで全女性社員の皆さんと個別面談を、
多い時で1日10名(!)実施した1月を無事に終えて、次回プロジェクトに向けた準備に取り掛かっています。

そんな中、ある女性社員の方からメールが届きました。

「細木聡子先生に応援いただいて、とても心強いです。」

この一文を見て、会社員時代の自分の状況が蘇って、さまざまな思いが駆け巡りました。

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
■環境依存に陥ってしまう前に
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛

社内外問わず、いつでも相談できるような
メンター的な存在があるのとないのでは
仕事へのモチベーション維持や、成果にまで
大きな差が出てくるものと考えています。

特に、男性管理職比率8割超といった技術系企業においては、
男性視点で組織運用されているため
その中で女性がリーダーシップを発揮するのは実際に
難しく感じるなど、女性が“壁”を感じてしまう場面は
少なくないと思います。

だからと言って、周囲の環境が変わらなければ
自分も変われない、という意識、いわゆる
「環境依存」となってしまうことは
決して良くないことだと私は考えています。

なぜなら、その依存傾向に気付かぬままだと
最終的に他者に自分の人生を委ねることに
他ならないからです。

そうなってしまうと、自律的に考えることも
行動することも抑制されてしまいかねません。

結局、自分の可能性までもを狭めてしまうことに
なってしまうので、私はコンサルティングやプロジェクトで
関わらせていただいている女性社員の皆さんには
常に自律的な意識について考える機会を設けて、
継続的な意識づけに取り組んでいます。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
■自分と同じ経験者に話を聞く機会
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛

私の26年間の会社員時代においては、技術系の職場という
環境もあって、周囲はほぼ男性社員、上司は入社から
退職までずっと男性上司、あるときは部署の女性社員は
私だけ、といった環境の中で仕事をしてきました。

様々な悩みや気苦労でモチベーション維持が
難しかった時期もありましたが、一つずつ困難な状況を打開して、
徐々にですが自分のモチベーションコントロールが確立されると
周囲が納得するような成果を出せることが増えていきました。

そして、無理のない形でリーダー的立場となり、
管理職という役割を得てからは本当に仕事がやり易くなって、
気持ちに余裕を持って業務に当たることができるようになりました。

しかし、同時にこんな思いも常に抱えていました。

「同じような環境で働いてきた経験者に相談したり
アドバイスがもらえる環境があったなら、
どんなに心強かっただろう」

このような思いがあったからこそ、今関わらせていただいている
技術系企業の女性社員の皆さんと、個別の状況に合わせて
アドバイスをしたり、不安や悩みを吐き出してもらって
元気を取り戻してもらうことで、成果や成長へと導かれていく
姿を見守れることに、大きなやりがいと幸せを感じています。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
■相談できる人がいる安心感
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛

冒頭にご紹介したメールをくださった女性社員の方は、
1年前に実施した弊社の短期プロジェクトをきっかけに
社内交流の仕組みを数名の女性メンバーで自律的に構築して、
情報交換の場として社内展開をスタートしました。

メンバーは全国の各拠点に勤務しており、
職場では紅一点という状況もあって、
この活動をうまく周囲にアピールできずに
悩んだり不安を感じている状況でした。

個別相談では、仕事に関するさまざまな悩みや課題を
お話いただきましたが、ご本人も話をしながら
少しずつ自分の不安感が薄れ、前向きな気持ちを
取り戻していったのを感じられたようでした。

最後には、

「なんだか、出来そうな気がします!
また頑張って取り組んで、先生に報告させてください」

と笑顔で面談を終えることができました。

そして、あのメールをいただいたことで、
「さっそく行動されたんだな!」
ということが分かり、私もとても嬉しい気持ちで
いっぱいになりました。

今回のことを通して、改めて社外メンターは
重要だと感じています。

今回の女性社員の方のように、たとえその場で
答えが出なかったとしても、自分の話を誰かに
聞いてもらいながら頭を整理する、といった形で
モチベーションコントロールできる方も多いかと思います。

そういった女性の特性の1つを理解した上で
話に耳を傾けてくれて、どんな時でも応援して
自分の取り組みを信じてくれる人の存在は、
本当に心強いものだと思うのです。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
■技術系企業の女性活躍推進に取り入れたい「社内メンター」
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛

もし、自身の上司がメンターの役割を担っているのであれば
それは素晴らしいことで、何よりベストな環境だと思います。

とはいえ、私自身もそうだったのですが、
技術系会社の女性社員の方にとっては、
同じような経験をした女性上司という存在が少ない、
もしくはいない、という状況であることも現実です。

今回ご紹介した女性社員が働く技術系企業の人事担当者の方も、
社内メンターの重要性を認識された上で、

「職場の女性社員の気持ちに寄り添いながら、無理なくリーダーを
目指してもらえるように導いてくれませんか」

と、技術系特有の環境で女性管理職として経験を持っている私へ
お声がけくださったのが早2年前のことでした。

すでに社内メンター制度を導入している企業も多いと思いますが、
特に男性管理職比率8割超といった技術系企業で
女性活躍推進にこれから取り組もうとされている企業においては
ぜひメンター制度を取り入れることで、より効果的な施策展開を
進めていただきたいと思います。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • キャリア開発
  • リーダーシップ
  • マネジメント

◆技術系企業D&I突破口となる次世代リーダー・女性管理職を育成

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまでのべ5,000人以上の技術系企業のリーダー・管理職育成に携わる。専門は技術系企業に特化したD&I推進コンサルティング。

細木聡子(ホソキアキコ) 株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

細木聡子
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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