部下の「いつもと違う」に気づくノンバーバルサイン
夏の暑さから、朝が冷え込んでくる秋へと変わるこの時期。
いかがお過ごしでしょうか?
体調を崩しやすい時期は、心も弱ってしまうものです。
「体調が悪い」とか、「最近、落ち込んでいて・・・・・・」と、SOSを出してくれればいいけれど、ひとりで抱え込んでしまう人もいますよね。
そこで今回は、言葉以外で相手の考えや体調を読み取るサインについてお伝えします。
新入社員や同僚の様子を知るだけでなく、セルフチェックとしても活用してくださいね。
・うそがつけないノンバーバルサイン
目が合っただけで相手が何を求めているのかわかったり、ジェスチャーだけでやりとりすることがありますよね?
こういった言語を使わずに行うコミュニケーションを、ノンバーバルコミュニケーションといいます。
表情、目線、姿勢、笑顔、ジェスチャー、うなずきなどは、言葉を使わずにその人の気持ちを表すノンバーバルサインです。
たとえば、打ち合わせや会議などで、にこやかに話している相手が貧乏ゆすりをしていたら、「早く切り上げたほうがいいな」と感じませんか?
ノンバーバルサインは無意識のうちに出ていることが多く、その人の本心が表れやすいといえます。
・こんなノンバーバルサインには気をつけよう
言葉や表情よりもうそをつくのが難しいノンバーバルサインがあります。
《本音が出やすいノンバーバルサインBEST5》
- 自律神経信号・・・・・・汗をかく、顔色が変わる、あくび、まばたきが増えるなど
- 下肢信号(脚の動き)・・・・・・貧乏ゆすりをする、頻繁に脚を組み替えるなど
- 体幹(胴体)信号・・・・・・話を聴いているときや歩くときの姿勢、身体の向きなど
- 見分けられない手振り・・・・・・机を指でトントンたたく、自分の顔や身体を触るなど
- 見分けられる手振り・・・・・・ジェスチャーが大きくなる・小さくなる、腕組みをする
これらのサインが、体調の変化や気分を読み取る手助けをしてくれるということです。
・変化を感じたら、「どうしたの?」と声をかける
ノンバーバルサインに気づいたら、まずは声をかけることが大事です。
そのときに、「元気がなさそうだけど、頑張って!」と励ますのはNG。
「あまり顔色が良くないみたいだけど」というように、体調を気遣う言葉をかけるといいですね。
自分のことを気にかけてくれる人がいるだけで、心強く感じるものだからです。
声をかけたのがきっかけで、悩みを相談してくれることもあります。
いつもと違うと感じたら、「どうしたの?」とまずは声をかけてみてくださいね。
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自身の経験として、マッサージ店補経営、IT事業を経て、働き方改革のコンサルティング事業を始めている。
経営者と従業員の両方の心に寄り添った提案を行います。
服部 裕樹(ハットリ ヒロキ) ブラックスミス 代表
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