運転適性検査の活用法
運転免許を取得する際に教習所に行かれた多くの方は、運転適性診断を受けた事を覚えているのではないでしょうか。
私も18歳で運転免許を取得した際に、教習所で運転適性検査を受け、運転適性が低い事に落胆した事を思い出します。
この運転適性検査は、個々の性格特性や運動機能をチェックするものであり、安全運転に適しているかを診断する検査です。
この運転適性診断の最大のメリットは、その結果を知っておくことで、安全運転に繋がる指針となり、運転をする上で自分をコントロールする良い要素となるところです。
現在、私共を含め教習所で行う運転適性検査には、「警察庁方式運転適性検査K型(通称:ケーツー又はケーワン)」と、「OD式安全性テスト(通称:オーディー)」の2種類のほか、「IDP運転適性検査(通称:アイディーピー)」があり、どれを採用するかは地域や教習所によって異なります。
企業にとっては職員の運転上の性格特性や運動機能を把握することができ、安全運転教育や安全運転管理に役立てる事ができるというメリットもあります。
ただ、運転適性が悪いから運転させてはいけないのではなく、自身の性格特性や運動機能を理解した上で、心がけるポイントを意識して日々運転させることが、交通安全につながる大事なことになります。
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安田 和生(ヤスダ カズノリ) 安全教育事業部 課長
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