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3月対応
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定期昇給の査定、新給与額の確定
多くの企業で、4月1日の年度初めに「定期昇給」が実施される。定期昇給には年齢給など特に査定がなく行う「一律昇給」と、査定結果が反映される「査定昇給」があります。査定(人事考課)は3月中に行い、その結果を「賃金テーブル(昇給表)」に当てはめ、新給与額を確定します
主要業務
(1)対象者の確認
・就業規則等で、昇給対象者の要件を確認する。
例:4月1日現在で、1年以上在籍している正社員。1年間に4分の1以上欠勤している者は除く、など
(2)人事考課の実施マニュアル・人事考課シートの作成・配布
・査定に必要となる文書を配布すると同時に、考課者研修を実施し、評価基準に対する共通認識を持ってもらう。
(3)昇給に反映させる会社の経営数値の収集
・一般的に、ベースアップは会社の業績に応じて決定されるので、経理部から昇給に反映させる経営数値を提供してもらう。
(4)昇給に反映させる従業員の勤怠データの収集・集計
・遅刻・早退・欠勤などの勤怠データは、評価の対象となる指標の一つ。
(5)人事考課結果の回収・整理
・人事考課の担当者から、昇給に関する人事考課表を回収し、内容を整理・確認しておく。
・年俸制を導入している場合、昇給に関する目標達成度を計る資料・結果などを整理・確認しておく。
(6)新給与額の確定
・人事考課の結果を「賃金テーブル(昇給表)」に当てはめ、新年度の従業員一人ひとりの給与額を確定する。
参考リンク
3月中の主な業務
- 賃金
- 退職金支払いの手続き
- 労使関係
- 春季団体交渉の実施