「深く、面白く」考えられない人がハマっている罠4
「考えるエンジン」と聞いて、”あ!”と思ってくれた方、ありがとうございます。
最近では『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』や『コンサルが「マネージャー時代」に学ぶコト』などのタカマツボンで”お!”と思ってくれた方、本当にありがとうございます。
ということで、考えるエンジンコラム#4は「深く、面白く」考えられない人がハマって罠4と題してまして、
書いていきたいと思います。
僕もBCG時代に師匠である加藤さん(今、スルガ銀行の頭取ですから、本当に素敵)や、杉田さん(今、早稲田のビジネススクールの教授。今度、対談します)から、よく言われてました、、
「もっと、考えてよ、タカマツさん」
「もっと、考えてよ、タカマツさん」
「もっと、考えてよ、タカマツさん」
本当に言われてきました。し、少なからず皆さんも、言われてきたと思います。
ということで、過去を振り返り、そして、「考えるエンジン講座」で毎年千人を教える中で、
「あ~、この罠にハマっているから、考えられないんだよ」
って話している話を書きたいと思います。
「深く、面白く」考えられない人がハマっている罠1
リアリティ・スウィッチがオフになっているんだよね、本当に。
リアリティ・スウィッチというのは僕が講義でもタカマツボンでも使っている言葉ですが、本当に皆さん、ハマってます。
何かを考えるときに、具体的に考えることを避けている方が多い。
例えば、「ワインショップの売上をあげるにはどうしたほうがいい?」と聞かれたとします。
そのときに、「なら、一旦、そのワインショップはエノテカとして、それも、本店の広尾としよう」というように
自分勝手にリアルに具体的に詳細を置くことを嫌います。それだと深く考えられません。
例えば、飲み会で友達が「好きな子できたんだよね」って言い始めたときに、皆さん、必ずいいますよね?
「写真ないの?」って。これです。そうなんです、人は具体的なイメージを見てないと先に進めない動物なんです。
だから、思考も同じ。外れてもいいので、まずは具体的に置いてしまうのが大事なのです。
違う言い方をすれば、N=1を恐れない。自分だったら、自分がお客だったら、とN=1でいいです。
そうじゃない人がいるとかどうでもいいです。まずは、リアリティを持たせて考えて深くいきましょう。
「深く、面白く」考えられない人がハマっている罠2
「フレームワークで」考える、からダメなんですよ、本当に
前回のMECEや構造化に近い話なのですが、「フレームワーク」の付き合い方もちゃんとしておかないと、いけません。フレームワークというはそれこそ、3Cや4Pというものですよね。それって、制限があるため、それを意識するとどんどん、考えられなくなります。自由な発想ができなくなってます。
ですので、「フレームワークで」考えるではなく、「フレームワークで」整理する。にしましょう。
だから、今回は「いつもの3」ではなく、「4」にしたのです。これもある意味、フレームワークからの脱却となります。
「深く、面白く」考えられない人がハマっている罠3
狂気に満ちたインプット、調べるがないんよね、まじ。
そうなんです。お鮨屋さんと一緒なんでございます。いいネタがないと、いいお鮨はできあがりません。
だから、考えるも一緒。インプットが甘いと当然、思考は深まりません。
皆さんは何かを調べるとき、そうですね、G!で調べるとしましょうか。
大体、皆さんはG!ページの1枚目、多くて2枚目で終わっていると思います。普段ならそれでも買いませんが、仕事という意味では、G!の10枚目、そう、「あれ?これ、ズレてきている。G!さんでもズレちゃうのね」って
感じられるとこまで見てこそ、やっと、調べたってことになります。
このくらいの気合、いや、それを超えた狂気の調査をしないと始まりません。
「深く、面白く」考えられない人がハマっている罠4
PPTを弄るのが、早いんよ。ワードに潜ろうぜ。
もうね、そうなのよ、物事を考えるというのは言葉と言葉を紡ぐことですから、本当にワードが適しています。
説明責任を果たすときはPPTですが、そうでない、思考するとき、生み出すときはもうね、ワード。
ワードを愛しましょう。すぐに、ワードから離れ、PPTを弄り始めてしまうから、ダメなです。
まだまだ、罠はありますので、どこかでこの続きを書こうと思いますが今日はここまで。
- リーダーシップ
- マネジメント
- プレゼンテーション
- ロジカルシンキング・課題解決
論点思考を伝授!『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』等の著者自ら教える、圧倒的に変わる、プラクティカルな「考える力」「働き方」の講義
少人数で僕が丁寧に熱っぽく教えさせて頂いております。F2Fで「コ」の字で会議室で行い、「ほわっとなんとなくわかった」とか僕の講座にはありません。先日も自ら受講したJFE商事の部長から「僕らはこの論点思考で足りなかったんだ」と叫んでました。
高松 智史(タカマツ サトシ) 考えるエンジン講座代表・『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』等の著者
対応エリア | 全国 |
---|---|
所在地 | 港区 |