ITスキルで競争力を高める~金融業界の新卒研修の事例~

今の時期、24年度の新入社員向けの研修計画を進めている企業様も多いのではないでしょうか。

弊社インターネット・アカデミーでは、新入社員向けIT研修を多くの企業様にご利用いただいておりますが、その目的としては次のようなものが多いように感じます。

  • 新人のIT知識を底上げして、すぐに活躍できるような下地をつくりたい
  • これまで先輩社員が講師を務めていたが、負担が大きく業務が滞りがちになるのを解消したい

今回のコラムでは、ケーススタディとして、金融業界の企業様のインタビューを紹介したいと思います。

 

ケーススタディ

◆業種
金融

◆研修前の課題

  • 業界として新入社員でもIT全般に対する基礎知識のさらなる向上が求められるようになった

 

◆研修の目的

  • ITリテラシーやデータベースの基本を身につけ、配属先での業務をスムーズに行えるようにする 

 

◆研修後の成果

  • 業務で必要となっていたSQLなどのスキルが、研修で学んだ後すぐに活用できた
  • 今後、IT知識を自発的に学んでいくための第一歩となる基礎知識を効率的に学習できた

 

インタビュー

― 研修を検討した経緯をお聞かせください。

これまで新入社員の研修は、マナーやマインドセット、ロジカルシンキングといった、心構えや基礎的な思考力の学習が中心でした。しかし、当行ではそのようなビジネス上の知識や金融の知識に加え、DXやITリテラシーなどデジタル系の知識も求められます。ITに関する研修とはいえ、プログラミング言語等の専門知識を学ぶというより、インターネットの全体像への理解を深める内容や、業務に入ると使うことが多いデータベースの基礎知識が習得できる研修を実施したいと考えていました。


 

― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。

新入社員研修の中で、ITに関する研修は1日の予定だったので、研修を終えた後でも各自で復習に役立てられるようなテキストを希望していました。インターネット・アカデミーのテキストは、こちらが要望したカリキュラムやレベルに合わせて作成していただけると伺い、それが決め手になりました。研修後、本人たちが自ら学習する時、研修で使用したテキストが本人たちのやる気に応えられると思いました。 

 

― 実際に研修を実施してみていかがでしたか。

受講生からは「研修の中で学んだSQLのコード作成など配属後の業務で役立つ知識を知ることができた」という声がありました。研修内容が実務に役立っているようです。

金融業界に必要とされるITリテラシーのレベルは年々高くなっています。セキュリティーの面でもイノベーションの面でも、ITの知識をプロフェッショナルなレベルで求められます。だからこそ、新入社員の方々には、今回の研修で学習したことを復習し、さらなる自発的な学習へとつなげて知識を深めてほしいです。

 

  • 資格取得
  • 情報システム・IT関連

幅広い分野のIT知識をもつ講師

大手企業研修をはじめ、神奈川工科大学での講演など産学連携活動にも従事。さまざまな企業や業界団体と共同でIT人材を育成するIT分野のゼネラリスト。ECHONET2.0技術セミナーWGの委員。

有村 克己(アリムラカツミ) インターネット・アカデミー株式会社 講師

有村 克己
対応エリア 全国
所在地 新宿区

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