イクボスの育て方★トレンド
サクセスボードの藤崎です。女性活躍推進は、女性だけでなくその上司の意識改革が非常に重要だということは、既に皆さん感じておられると思います。私の担当する女性向け研修でも、研修後のアンケートに「女性だけでなく上司にもこにような研修を受けて欲しい!」というお声が必ずあがります。
今日は上司向けのダイバーシティや女性活躍に向けての意識づけとしてどのような施策がトレンドとなっているかをご紹介します!
■まず大事なのはトップの意思表示!
最近では、2016年秋の小池都知事『イクボス宣言』を始め、公官庁や自治体のトップが“イクボス宣言”として、働き方改革やダイバーシティの推進を宣言するケースが増えました。民間企業でも続々とこうした動きが見られ、弊社のイクボスもしくはダイバーシティマネジメント研修でも、研修冒頭で社長が人材戦略として管理職の皆さんにイクボス的マインドを身に着けて欲しい旨お話する企業も多数あります。やはり、なぜイクボスになる必要があるのか、腹落ちするためにもトップのリーダシップは絶対に必要な要素です。
■啓蒙活動の手法は?
1.講演会~テーマを決めての講師選びがコツ
初めての管理職向けイベントの場合は、女性活躍などの分野全般について広く一般的な見識を述べていただける大学の先生や団体の代表などが多い傾向です。毎年開催するには、どんどんテーマを絞っていく傾向もあり、ハラスメントや脳科学、介護、シニア、LGBTなどダイバーシティの各専門分野から専門家をお呼びする先進的な企業も増えています。
2.e―ラーニングやDVD、小冊子などのツール活用~人数が多く研修できない時のお役立ちツール
啓蒙対象の管理職が数百~数千人となる場合には、e―ラーニングやDVD、小冊子などのツールを活用して、時間をかけずに手軽に学んでいただく方法も人気です。ただ、ディスカッションや実施の後の反応などがリアルタイムに受け取れないため、レポートの仕組みに工夫も必要でしょう。
3.セミナーや研修~2~4時間研修がトレンド
やはり、実際に管理職の皆さんに集まっていただき、トップや人事の方から直接ビジョンを共有いただいてから、研修で講義やワークを通して学ぶ機会がもっとも有効かと思います。とはいえ、管理職の皆様お忙しいので、管理職研修の一部に2~4時間程度でダイバーシティの研修を入れ込むこともありますし、管理職が集合する期末や期初の会議の前後に2時間程度で実施するなどというケースもあります。もちろんイクボス研修単独で開催できるに越したことはないのですが、他の行事と掛け合わせるのも効率的です。
他の手法としては、事業部長クラスや支店長クラスの皆様にまず研修を受けていただき、各部や支店で課長・マネージャーの皆様にカスケードしていただくこともあります。
いかがでしたでしょうか?イクボスなんてうちはまだまだ・・と言わずにさまざまな手法を駆使して意識改革を始めてみてはいかがでしょうか。
- モチベーション・組織活性化
- 安全衛生・メンタルヘルス
- キャリア開発
- リーダーシップ
- コミュニケーション
(株)サクセスボードにて顧客企業の女性活躍推進に携わり、研修講師として活動して10年、女性向けキャリアカウンセリングを15年実施。一女の母。
私の研修は、 女性のキャリアカウンセリングの経験を活かし、同じ悩みを持つ女性たちのキャリアについて参考になる事例満載の研修です。キャリアデザインだけでなく、ビジネススキル・コミュニケーション力をアップするコンテンツを取りそろえております。
藤崎 葉子(フジサキ ヨウコ) 株式会社サクセスボード 取締役/Woman's Career事業部長
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 千代田区 |