【伝え方が9割】困った!報連相ができない部下
【相談者:スズキさん(47歳/男性/自動車メーカー)】
今年から管理職になり、四苦八苦しています……。
チームを統制するのがこんなに難しいとは、正直思っていませんでした。
いま、一番困っているのが、部下の山田くんです。
仕事の進捗を報告してくれないので、こちらが状況を把握できません。
そのせいで、先日は大きなミスが起こり、他部署にも迷惑をかけることになってしまいました。
そのときに、「これからはちゃんと報告してほしい」と伝えましたが、改善されていません。
わたしは人に強く言ったり、叱ったりするのは苦手なのですが、
やはり、ガツンと言わないとダメなのでしょうか?
【言ってしまいがちなダメな例】
×「報連相もできないのか? 仕事をなめるなよ!」
管理職になると、「自分だけやっていればいい」とはいかないので、
苦労が絶えないですよね。部下を動かすのは、本当にパワーがいります。
スズキさんは、叱るのが苦手とのことですが、無理に強く言う必要はありません。
強く言うことで、かえって部下のモチベーションを下げてしまう危険も。
ポイントは、相手がやりたくなるように伝えることです。
【今の時代に効く伝え方】
◎「君の評価を上げたいんだよ。
途中の報告をきちんとしてくれておくと、評価しやすいんだ」
こういうときは、伝え方の技術「相手の好きなこと」がおすすめです。
お願いの中に、相手が喜ぶワードをいれる方法です。
「評価が上がる」というのは、山田くんにとって嬉しいことですよね。
自分にとってメリットがあるので、「ちゃんと報告しよう」という気持ちになりやすいのです。
さらに、この伝え方をすると、「自分のことを考えてくれている良い上司」という、
良い印象まで与えることができます。
山田くんと信頼関係を築きやすくなるでしょう。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
人事の皆さん
伝え方は、誰でも学べます
センスではなく、技術があるんです
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- マネジメント
- チームビルディング
- コミュニケーション
伝え方の力で、会社を、人材を、サービスを強くします。
伝え方は「センス」ではなく、「技術」です。
誰であっても、学ぶことができます。
同じ商品なのに、売れる人と売れない人がいます。
同じ仕事なのに、評価される部下と評価されない部下がいます。
同じアドバイスなのに、信頼される上司とされない上司がいます。
ちがいは、「伝え方」。
ビジネスで伝え方は、売上に直結します。
佐々木圭一(ササキケイイチ) 『伝え方が9割』著者/コピーライター/上智大学非常勤講師/作詞家

対応エリア | 全国 |
---|---|
所在地 | 港区 |