女性活躍・ダイバーシティ推進を妨げる職場の「無意識バイアス」
こんにちは。EYアドバイザリーの佐野香奈恵です。女性活躍の数値目標、ダイバーシティ推進の活動目標など、4月からの新年度に向けて予算や計画を立てられているところではないでしょうか。
女性活躍推進法の成立をきっかけに、企業のダイバーシティ推進に対する関心は高まったものの、職場での取り組み、上司の理解についてはまだまだという会社が多いと感じます。職場や上司の理解がなかなか進まない理由の1つに、「無意識のバイアス(偏見)」があります。例えば、「子育てや家庭の責任は女性が担うもの」というバイアス(偏見・先入観・思い込み)があると、なかなかワーキングマザーの同僚・部下に対してチャレンジングな仕事を与えづらいという状況になります。また、外国人社員に対しては「○○国の人は時間にルーズだ」というバイアスがあると、その人に対してだけ厳しい納期の設定をして不公平な扱いをしたりしてしまいます。
多くの企業が、ダイバーシティ推進の根本的な考えとして「多様な人材の活用」を掲げていますが、自分と違うバックグラウンドや自分と異なる思考の人を活用する上では、自身や職場のバイアス(偏見・先入観・思い込み)を取り除いて、その人それぞれに対する理解をすることが欠かせません。
しかしながら、無意識のバイアスを取り除くのは容易なことではありません。というのも、人間はバイアスがあって初めて世界をとらえることができます。無意識的に瞬時の行動をとることができます。そこで、弊社では無意識のバイアスについて自覚し、それをコントロールするための研修を提供しています。
日本ではまだ馴染みのない「無意識のバイアス(偏見)」という言葉ですが、欧米の先進企業ではリーダーシップやダイバーシティに必要な考えであるとして、幅広く教育研修がなされています。EYアドバイザリーでは、独自に開発した内容で日本語と英語どちらにも対応しております。「ダイバーシティ啓蒙啓発研修」というよりは、ビジネス・職場におけるコミュニケーションの基礎として重要な気づきを与える研修となっております。また、クライアント企業の課題に応じて毎回個社オリジナルのケーススタディを作成し、クライアント様からは大変好評を得ております。
ご興味あります方は、是非お問い合わせください。皆様のご相談をお待ちしております。
- 経営戦略・経営管理
- モチベーション・組織活性化
- 労務・賃金
- 人事考課・目標管理
- グローバル
人事制度改革、ダイバーシティマネジメント領域で経験豊富なHR戦略コンサルタントです。ダイバーシティを自ら推進するワーキングママでもあります。
人事制度改革を中心とした人事コンサルティングや、ワークライフバランス・ダイバーシティ・女性活躍推進をテーマとした調査・コンサルティング、グローバル人事等のあらゆる人事領域において、幅広い業界・テーマでの実績を有しています。
佐野香奈恵(サノカナエ) EYアドバイザリー株式会社 シニアコンサルタント
対応エリア | 全国 |
---|---|
所在地 | 千代田区 |