貴社の人事・ダイバーシティ担当部署に多様性はありますか?
こんにちは、People Advisory Serviceの佐野香奈恵です。
弊社EYアドバイザリー(株)では、国内の人事制度設計、教育研修はもちろん、ローカル・海外駐在員のグローバル人事、関連手続など様々なコンサルティングを手掛けています。
人事担当者の皆様のお悩みは様々かと思いますが、なかでも最近注目のテーマである「ダイバーシティ」は「いったい何から手を付けていいかわからない」「ダイバーシティマネジメントの効果が分からない」「対応の必要性を感じない」と社内でも消極的な意見があり、なかなか思うように進まないのが現状ではないでしょうか。
弊社では、ダイバーシティコンサルティング専門のチーム「D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)チーム」を組み、企業のダイバーシティマネジメント促進の支援をさせて頂いております。チームメンバーは、男性・女性、日本人・外国人、育った環境や学歴・職歴も様々です。また先日、自らがLGBT当事者であるとしてメディアで紹介されたメンバーもおります。様々な人材がいるので、お互いに多少のミスコミュニケーションが発生することはもちろんありますが、それ以上にチームにいるだけで沢山の気づきがあります。たとえば、時短勤務の女性社員に対して、研修や打ち合わせの設定時間に配慮がされています。日本語が不十分な上司は、細やかなコミュニケーションでリーダーシップを発揮しています。家族の介護をしている社員は、事情をメンバーに共有しています。いろんな制約がありながらも頑張っているメンバーを誇らしく思う時もありますし、難しいからこそのやりがいや面白みが存分にあります。
皆様の会社も“ダイバーシティ推進室”のような専門の組織があるかもしれません。ダイバーシティ推進室のダイバーシティはどうですか?メンバーの年齢・性別・性指向・国籍・障がいの有無のばらつきはありますか?ダイバーシティを推進するには、まず人事や担当部署での人材のダイバーシティを広げましょう。そして、社内でダイバーシティ推進の必要性を問われたら、自分たち自身でパフォーマンス、働きやすさ、ロイヤリティの向上などのメリットを体現できるといいですね。
大きな成功の前にまずは小さな成功が必要です。会社全体のダイバーシティを促進するという大きな目標には、まずは小さな組織のダイバーシティマネジメントを成功させることが重要です。皆様の会社の人事・ダイバーシティ担当部署のダイバーシティ・多様性はいかがですか?
これからのコラムでは、ダイバーシティマネジメントを推進するためのヒントになる考えを様々な切り口からご紹介していきます。
- 経営戦略・経営管理
- モチベーション・組織活性化
- 労務・賃金
- 人事考課・目標管理
- グローバル
人事制度改革、ダイバーシティマネジメント領域で経験豊富なHR戦略コンサルタントです。ダイバーシティを自ら推進するワーキングママでもあります。
人事制度改革を中心とした人事コンサルティングや、ワークライフバランス・ダイバーシティ・女性活躍推進をテーマとした調査・コンサルティング、グローバル人事等のあらゆる人事領域において、幅広い業界・テーマでの実績を有しています。
佐野香奈恵(サノカナエ) EYアドバイザリー株式会社 シニアコンサルタント
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 千代田区 |