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人の意識を変革する「新5S思考術」│心理的資本とは

私は18年前、製造メーカーからコンサルタント業界への転職を果たしました。

当時の部下たちは頑固でしたが、品質と生産性の向上を目指し、対話を重視し、学びの機会を奪わず失敗を経験させるアプローチを取っていました。

そして退職を告げた時、年上の部下は涙ながらに感謝の意を表し、「おまえが来てくれたおかげで、メンバーは元気に活気づき、品質も生産性も向上した」と語ってくださいました。

当時は心理的安全性や心理的資本という言葉は知りませんでしたが、対話と尊重に基づくリーダーシップが、仕事の成果だけでなく、メンバーのやる気と活気を引き出す重要な要素だと感じたのです。

今回は、心理的資本についてのお話です。

心理的資本は、精神的な側面からメンバーの強みを活かすマネジメントです。
マネジメントには、ルールや仕組みなどを用いて運用する「物質タスク型」と、人の意識や動機からアプローチする「人間重視型」があります。

適切な状態では、この2つのバランスが、絶妙にとれていますが、多くの組織では、物質タスクに偏っているようです。

・どんなに分析して原因を見つけて対策しても、品質が上がらない。
・安全保護具や安全ルールを制定しても、災害が減らない。
・システムを変えたのに、生産性が上がってこない。
・DX導入をしても、見込んだ成果が得られない。

これらは、「物質タスク型」アプローチに該当し、その結果です。
「物質タスク型」マネジメントだけでは、適切な運営とはいえないのです。
私たちは、「人間重視型」にも経営資源を投入しなければならないのです。

「人間重視型」マネジメントは、次の様なアプローチを展開します。

・ポジティブ思考への意識変容
・レジリエンスの高まり
・自己効力感
・良好な人間関係
・ありがとう、という気持ちの促進

「人間重視型」アプローチでバランス化を実現

ビジネスの世界では、作業プロセスの見える化を行い、これらを標準化することで、製品やサービスの”質”を維持する事が出来ました。
しかし、このマネジメントに限界が来ています。

私達は、人の熱意や意識の”質”を高める、「人間重視型」アプローチにも、活動領域を広げるべきなのです。
「人間重視型」アプローチを展開し、バランス化を実現した組織では、文献などによると

・生産性10%向上
・品質エラー15%削減
・労働災害20%以上削減

などの、データがみられます。

実際、私が支援させて頂いているチームでも

・無災害化
・生産性向上
・品質エラーの予防

などの、成果を出しています。
しかし、デメリットもあります。

・コストがかかる(専門家の指導を受けるなど)
・時間への対応(教育や訓練などの時間)
・不確実性(人によっては、成果の有り無しがある)
・プライバシー問題(時には、深く語り合うことでプライバシーに触れることも)

とはいえ、現状維持を打破するには、「人間重視型」を避けて通ることができません。

5S活動で人間重視型アプローチ

ちなみに、私が現場でアプローチした時には「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)という活動体系からアプローチしました。

そして、その経験から、5S活動に心理的アプローチをかけ、最小限の時間を使って、人の意識を変革する「新5S思考術」を組み上げました。

「えっ?5Sで人間重視型アプローチを?」と思われた方は、無料WEBセミナーや公開セミナーでお話をしていますので、ぜひ、ご参加ください。

活き活きとしたチームは、学ぶ意欲が高まります。
難題を抱えた会議でも、笑顔でポジティブに取り組みます。
大きな声と笑顔で、挨拶をします。

問題を見つけては、リーダーに報連相します。
実際に、バランス化の進んでいるチームでは、このような変化が起きています。

物質タスク型管理と人間重視型管理のバランス化がポイントです。
人間重視型アプローチについて考えてみませんか?

  • モチベーション・組織活性化
  • リーダーシップ
  • コーチング・ファシリテーション
  • コミュニケーション
  • ロジカルシンキング・課題解決

現場を見る目が違うからリピート率90%超え。
等身大の言葉で語るから現場ウケしてます。
問題/課題解決モチベーションに火を付けるのなら!

問題/課題解決を現場目線から見つめ、クライアントが気付いている原因はもちろん、その背景にある奥深い原因やメンタルモデルも意識させ、問題/課題改善モチベーションを高めます。
その先の未来には、改善レジリエンスの高い人材が活躍します。

坂田 和則(サカタ カズノリ) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー

坂田 和則
対応エリア 全国
所在地 港区

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