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教育スタイルを変えて、パフォーマンスを高めよう

ある組織で実際にあったお話です

その企業では、工場長・部長・課長・係長・現場リーダーの階層に分かれた組織なのですが、
現場リーダーにたいして「洞察力を磨く」ための教育を行いました。

そして、三ヶ月が経過し、その研修を受けた現場リーダーの行動変容が現れ始めました。
一般的には、六ヶ月もかかると言われる人の行動変容ですが、この組織では、
どのようにして短期間で行動変容を得たのでしょうか。

行動変容を確実にするためのヒントがここにあります。
今回は、 教育スタイル を変えてパフォーマンスを高めた会社のお話です。

教育内容のフォロー態勢が部署内で自然にできあがる

その組織では、変化が激しくなる情勢に対し、柔軟性をもった行動が取れるようと「洞察力」を磨くインハウスセミナーを開催しました。

「洞察力」とは、【見えない部分を見透す力】ともいわれ、潜在的な問題や課題に気付く能力を指します。
この「洞察力」を高めることが、VUCAに備えた組織ともいえます。

教育の方式は「縦串方式教育」で行いました。

一般的に教育訓練は、課長教育や係長教育のスタイルに見られるような、
階層毎の教育が行われるケースが一般的です。
これを「横串方式教育」と呼びます。

この企業でも、課長だけが集まる「課長教育」や、係長だけが集める「係長教育」など、階層毎の「横串方式」が行われていました。

「横串方式教育」は、部署の壁を越えたディスカッションや意識の共有ができるというメリットがあります。
しかし、その部署単体でみると、教育を受けた階層のみの意識改革や行動変容が促されることになり、言い換えれば「ちょっとした孤独感」が漂い、”教育難民”になるケースが少なくありません。

これが教育効果を下げていることは否めません。
今回のおはなしに登場する企業では、この「横串方式教育」から「縦串方式教育」へと転換しました。

「縦串方式教育」とは、課長・係長・主任・チームリーダーといった、組織を縦割りにした教育を展開することを指します。

「縦串方式教育」のメリット

「縦串方式教育」は、部署(部門)内の各階層が、同じ目線で課題に取り組み、意識改革や行動変容を促すことができます。

メリットとして、部署(部門)の各階層が、同じ教育を受けているため

・上司が部下に対するフィードバックをしやすくなる
・部下が、上司に対して相談や報告がしやすくなる
・部署内で、自然と教育のフォロー体制ができあがる

といったメリットが生まれます。
実際に、この「縦串方式教育」を受けた方々は

・課題に対し、取るべきアクションを伝えやすくなった(課長職)
・普段では知らなかった、部下の人間性を知ることができた(課長職)
・同じメソッドで上司と話ができるので、相談しやすくなった(係長職)
・研修で習ったことを実際にやってみると、上司が声をかけてくれて、やっているコトに間違いがないと自信がもてた(主任職)
・先輩が何を言っているのか、すぐに理解できた(チームリーダー職)
・褒められることが増えた(チームリーダー職)

どうやら「縦串方式教育」を受けることで、課題を通じて階層毎の感じ方や思いが表現され、コミュニケーションに磨きがかかったようです。

教育難民状態を無くす。
教育内容のフォローをしやすくする。
コミュニケーションに磨きをかける。

教育内容のフォロー態勢が部署内で自然にできあがる。
教育訓練計画の中に、「縦串方式教育」スタイルを織り交ぜてみませんか?

  • モチベーション・組織活性化
  • リーダーシップ
  • コーチング・ファシリテーション
  • コミュニケーション
  • ロジカルシンキング・課題解決

現場を見る目が違うからリピート率90%超え。
等身大の言葉で語るから現場ウケしてます。
問題/課題解決モチベーションに火を付けるのなら!

問題/課題解決を現場目線から見つめ、クライアントが気付いている原因はもちろん、その背景にある奥深い原因やメンタルモデルも意識させ、問題/課題改善モチベーションを高めます。
その先の未来には、改善レジリエンスの高い人材が活躍します。

坂田 和則(サカタ カズノリ) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー

坂田 和則
対応エリア 全国
所在地 港区

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