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メンタルモデルの違いに気付くことが、問題解決の第一歩

先日、管理職様向けの問題解決訓練をインハウスで開講しました。

オンライン方式で2日間みっちりと頭を使うセミナーで、ご参加いただいた方々もさぞかしお疲れのことでしょう。
このセミナーでは、問題分析テクニックよりも「問題構造を見える化する」ことにポイントを置いて展開しました。
実は、問題分析も大切なのですが、その問題の構造を捉え「問題定義」を統一することが大切だったりするのです。

今回は、問題解決を停滞させる「 メンタルモデルの違い 」についてお話しします。
問題の根本的原因追及を進める時には、ご注意ください。
人によって問題の捉え方が違っていることに気が付きますよ。

 

まずは問題のパターンを見つけ出す

私たちは、問題が発生するとその「問題現象や事象」を捉えます。
事象や現象は、目に見えるコトや測定器などで測って認知ができる状態です。
この「認知できる」状態を問題として捉えます。

また、この問題をよく観察するとパターンが必ず現れます。
例えば

  • 月末になると現象や事象が現れる
  • ○時頃になると現象や事象が現れる
  • 設備の点検後に現象や事象が現れる など

このパターンを見つけられないと、問題解決はここで停滞してしまいます。
現象や事象をよく観察し、パターンを見つけ出すことが大切です。

そして、パターンが見つかると、それを発生させる原理原則が見えるようになります。
この原理原則が起きないようにすれば、その問題は二度と発生しなくなります。

 

次のステップは問題定義

ここまでは、観察や分析で原因の追及を進めることができます。
しかし、これら観察や分析の前に必ず「特定」しておかなければならないコトがあります。
それは、問題の定義です。

私たちは、問題現象や事象を捉えると、その人の経験や知識そして価値観によって、問題の捉え方が異なることが解っています。
あなたの職場でも、なかなか問題解決が進まない時、その問題の捉え方がメンバーによって違っている可能性があります。

例えば、コップに半分の水が入っている場合
Aさんは「水が半分入っている。」
Bさんは「水が半分しか入っていない。」
など、その現象や事象を違って捉えることがよくあります。

実は、この問題の捉え方が異なることで、問題解決がスムーズに進まないケースが多くあるのです。

 

人それぞれ、メンタルモデルの違いがある

この問題の捉え方のことを「 メンタルモデル 」といいます。
メンタルモデルの違いは人それぞれ、10人いたら10人違っていることも珍しくありません。

まるで”ボタンの掛け違え”の様な現象をチームの中に発生させ、問題解決がスムーズに進まなくなってしまうのです。

だからこそ、問題の構造をしっかりと捉え、見える化することが大切なのです。
これこそが「問題の定義」に当たります。

  • 問題の捉え方は人それぞれ違う
  • 問題の構造を見える化する
  • メンタルモデルの違いに気づく

メンタルモデルの違いによって問題の捉え方が違ってしまう。

まずは、個々の問題の捉え方を話し合い、問題の定義を統一することが大切です。

  • モチベーション・組織活性化
  • リーダーシップ
  • コーチング・ファシリテーション
  • コミュニケーション
  • ロジカルシンキング・課題解決

現場を見る目が違うからリピート率90%超え。
等身大の言葉で語るから現場ウケしてます。
問題/課題解決モチベーションに火を付けるのなら!

問題/課題解決を現場目線から見つめ、クライアントが気付いている原因はもちろん、その背景にある奥深い原因やメンタルモデルも意識させ、問題/課題改善モチベーションを高めます。
その先の未来には、改善レジリエンスの高い人材が活躍します。

坂田 和則(サカタ カズノリ) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー

坂田 和則
対応エリア 全国
所在地 港区

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