【「うちの会議はつまらない」と悩む経営者様の声より】
皆さんこんにちは。
私は、組織コンサルティングを行う、株式会社ソリューションの濱川桃子と申します。
このコラムは、以前弊社に頂いた組織構築に関するお問い合わせに対してお答えさせて頂く形で、
掲載させて頂きたいと思います。
>【今週の議題】東京都 経営者 H様より
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創業年数:匿名/従業員数:25名/業種:IT業界
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>【お問い合わせ内容】
うちの会社は決めたことが継続できない。
全体会議もつまらない話をするから、参加するのを辞めた。
私が参加しなくなった途端に、進捗のチェックが無くなった。
決めたことに対してのチェック機能をしっかりと持つ必要があると思うし、
チェック機能がないから継続されないというのは分かるが、
チェックをいつ・誰がするのかをきちんと決めてしまえば
決めたことは継続されるのだろうか?
それは、私が決めないといけないことなのか?
(※表記や改行などを編集部で若干変えております。ご了承ください)
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まずはご質問いただき、ありがとうございます。
さて、早速今回のご相談の内容を少し整理してみましょう!
社長が書かれた内容から見るに、実際に起きていることとしては、
・決めたことが継続できない
・会議がつまらない
・社長がいないと進捗チェックをする人がいない
ということがありますね。
そして、社長が抱く疑問としては
・「チェック機能をどうするか」を、社長が決めるべきか?
大まかに整理するとこんな感じでしょうか。
こうしてみた時に、改めて考えたいところは、
社長ご自身の悩みが、本当に『チェック機能をどのようにするか?』ということなのか?
という点です。
その悩みは、『もう少し後の課題』という印象を、私は受けたからです。
そして今回、起こっている事柄にもう一度きちんと向き合うと、
チェック機能云々の前に重要なことが見えてくるはずです。
それは、≪この会議には残念ながら【意志】をもって、会議に臨んでいる方がいらっしゃらない≫ ということです。
会議参加者の一人ひとりが本気で考え、ご自身の意見を言ったり、
決断したりという【意志】をもって臨んでいれば、上記の問題は起こるでしょうか?
参加者の方が“意志を出さない”あるいは“出せない”状況だからこそ
起こっている問題のような気がします。
もっと言えば、
社長ご自身の姿勢が、社員様が【意志】を出すことへの妨害をしている可能性もありそうです。
私が今回、ご相談内容から感じたのは、
『社長が、社員の皆様を評価する視線』です。
『社長が既にお持ちの、会議での模範解答』そして、
『決まったことを監視しようとする姿勢』そんなことを感じ受けてしまいました。
もしかすると、頂いたご相談内容に対して私が勝手に飛躍した想像をしているのかもしれません。
しかし、現状では、会議の場で縮こまって、うつむいて話す社員の皆様の表情が浮かんでしまいました。
おそらくその状況は、社長自身が望む『理想の会議の姿』とはかけ離れているでしょう。
時には笑顔で意見が活発に出て、時には真剣に議論が交わされる。
そんな会議のシーンを望まれているのではないでしょうか?
私は、何よりも「社員一人ひとりに真剣に会社のことを考えて欲しい!」という社長の想いが強いからこそのイライラやモヤモヤの感情も強いのだと思います。
どんな些細なこと、または社長から見ればまだまだ稚拙な考え方や意見であったとしても、
まずは一人ひとりの【意志】が生まれることが重要だと思います。
一人ひとりから意志が生まれ、決まることが、決定事項への実行力や継続力を強くしていきます。
そのために、一番影響力がある社長だからこそ最初にやっていただきたいことがあります。
【安心の場】の提供です。
平たくいえば、
「意見や考えを出してもいいんだ!」と思える環境づくりです。
もちろん、会議だけの話ではないかと思いますが、
まずは、会議の場で社長自身が出来る【安心の場】の提供はどんなことがあるかを考えてみましょう。
例えば・・・
・やわらかい表情を意識してみること とか
・「それいいじゃん!」と肯定的な発言をしてみること とか
・そもそも会議に参加せずに信じて任せてみること
(決めるという権限も渡して) とか
今までと少し違うチャレンジを何でもいいのでやってみてください。
社長にとって「ちょっと不安だな、大変だな」と思うものの方がオススメです。(努力が必要だからです)
そして、チャレンジ期間(いつからいつまで)とチャレンジを実行しての成果(どんな変化があれば、○なのか?)
をイメージすることが大切です!
もちろんその変化は「劇的」というよりも、少しずつ積み重ねていくものだと思います。
そのため社長ご自身の『忍耐』というチャレンジでもあります。
しかし、そういった社長の努力の姿勢がきっと社員さんには伝わっていくはずです。
最後までお目通し頂き、ありがとうございました!
- 経営戦略・経営管理
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- チームビルディング
二歩先を見て半歩前進する
『共に』というスタンスであり続けます。
自分自身の成長がお客様の勇気や刺激になると考えておりますので、私は私自身の自社での実践の中で得た経験、そこからの気づきを伝えられるコンサルタントとして、皆様の組織変革のお手伝いをさせていただきます。
濱川 桃子(ハマカワ モモコ) 株式会社ソリューション 東京拠点責任者
対応エリア | 関東(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県) |
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所在地 | 品川区 |