第8回:伝える技術を育むために
大きな声では言えませんが・・・小さな声では聞こえない・・・。
「伝える大切さ」を検証してみしょう。
■ コミュニケーションに大切なこと。
「メラビアンの法則」をご存じでしょうか。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)心理学名誉教授であるアルバート・メラビアンが非言語コミュニケーションをわかりやすく示した法則です。
① 話の内容 ② 声の質 ③ 見た目
ある一定条件の下でコミュニケーションがとられた場合、重要視されるのは、
③ 見た目(服装・態度) 55%
② 声の質(トーン・口調) 38%
① 話の内容 7%
という割合になります。いかに素晴らしい事を伝えようとしても、態度や話し方が良くないと相手の捉えかたが異なってきます。
手紙に置き換えても、封筒(切手)、便せん、ペンの色、字体、大きさ、文面、様々な要素が伝達には必要になり相手の受ける印象が大きく左右されます。
■ 相手に「伝える」ということ。
どこの職場でもそうですが「伝えた」と「伝わった」は大きく異なり、アドベンチャー教育の手法を使った活動の場合、「伝わったはず」は大きな危険(リスク)を招く要因となります。
・Aさんは「言った。」 → Bさんは「聞こえなかった。」「違う意味だと思った。」
ABどちらかが悪いのではなく、「伝わらなかった事」が問題です。
Aさんが本当に伝えなくてはいけないと思うなら、Bさんに伝わったかどうか確認が必要ですし、伝わっていなければ様々な方法で伝える為の対策を講じなければなりません。
BさんはAさんが伝えようとしている事に気づいたら「伝わるように」協力が必要になります。そのためには何が必要でしょうか。
■ 「伝えなさい。」と言っても伝わらない。
「伝える」コミュニケーションには、互いに自主性、積極性、責任感、信頼関係が不可欠で、集中力が必要な非日常での野外体験はチームビルディングを育みコミュニケーション能力向上に著しい効果が期待できます。
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ハラスメント(嫌がらせ・いじめ)と混同されがちですが、とても大切なコミュニケーション「身体接触」について考えてみましょう。
次回のコラム「職場では困難な身体接触がもたらす効果」をお楽しみに。
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- コーチング・ファシリテーション
- チームビルディング
- コミュニケーション
乗船中のボースン(甲板長)から生の声をお届けします。
季節を肌で感じながら、船のメンテナンスを担当するボースン(甲板長)です。
乗船中の研修生の皆さんとの船内共同生活は日々新たな発見の連続です。
迫田 央(サコダ ヒロシ) 帆船みらいへ事業部営業統括
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