第6回:船内の食事について
食欲の秋!帆船ではどのような食事をするのでしょうか?
■ 大航海時代は乾パンと干し肉だった。
コロンブスの時代は食材の保存技術も冷蔵庫も無く、新鮮な野菜や果物など入手が困難でビタミン不足による体調不良が常だった様ですが、現代帆船ではそのような事はありません。
帆船みらいへは大型の冷蔵冷凍庫を有しており(過去には世界一周航海も経験)、十分な食材を保管する事が可能です。
飲食店営業許可証を有していますので、衛生面もご安心下さい。
■ 乗船プログラム内容によってはゲスト乗船者が調理する事も可能です。
陸上の施設と同じく調理室(船ではギャレーと呼びます)で担当STAFFが調理するのですが、ゲスト乗船者が交代で全員分の食事をプログラムとして調理する事も出来ます。
決められた時間内に必要十分な量を作らないと運航業務に支障が出るため真剣勝負(時間配分、段取り、コンセンサスが必要)です。
全ての活動が帆船を安全に動かす為に重要であり、自分の体験していない活動をシェアする事で相互理解から責任感と感謝の気持ちを育みます。
どこまでゲスト乗船者が調理に携わるのかは、社員研修ご担当者様との事前打ち合わせとゲスト乗船者の様子で決定されます。
■ 食器は金属製のワンプレート。
基本は各自で料理を取り分けるビュッフェスタイルですが、慣れない船での食事は少しの揺れでも食器やグラスが動いてしまい、料理がこぼれたりしてしまいます。
そこで、少し重みのある金属製の区分けされたプレート(皿)を使い、飲み物はプレート皿にフィットするマグカップを使う事で安心して食事を楽しむ事が可能です。
天気が良くプログラム実施に影響が無ければ上甲板(デッキ)で食べる事も出来ますよ。
■ 航海最終日に船上フェアウェルパーティー
リクエストがあれば、航海打ち上げパーティーを船上で行う事も可能です。
共に航海を乗り切った仲間や船員STAFFとの絆を深めるだけでなく、「配属先の発表」や「ゲスト乗船者の所信表明」の場としても御利用頂けます(入港前日に沖に錨を入れての実施も可能です)。
事前の打ち合わせで特別料理のご提供も可能ですよ。
帆船のマストに登って何をするの?
次回のコラム「マストに登る事が及ぼす研修効果」をお楽しみに。
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- コーチング・ファシリテーション
- チームビルディング
- コミュニケーション
乗船中のボースン(甲板長)から生の声をお届けします。
季節を肌で感じながら、船のメンテナンスを担当するボースン(甲板長)です。
乗船中の研修生の皆さんとの船内共同生活は日々新たな発見の連続です。
迫田 央(サコダ ヒロシ) 帆船みらいへ事業部営業統括
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 渋谷区 |