評価者研修で感じる「制度の歪み」
弊社の評価者研修は、
①弊社で作った制度を使った研修
②元々運用されていた制度を使った研修
がありますが、
②を使っての研修の際によく感じることを今日は書いていこうと思います!
一番気になるもの
それは・・・
「制度の歪み」!
特に目標管理システム、コンピテンシーを入れているところに多いのですが、
被評価者に求めるレベルの「基準」が非常に不明瞭なのです(>_<)
(主観で判断するなと言われてもこれではなかなか難しいですよね(>_<)!)
もちろん、
評価者がしっかり目標を設定し、
設定した目標を被評価者と共有できていれば問題はないのですが・・・
なかなかそうもいきません。
本来、目的管理システムやコンピテンシーというものは、
理念や経営目標から下ったステージ(レベル、等級)があって、
それぞれに求められる成果や役割のもとに運用されるものです。
いわば、サブシステムのようなもの。
本来の土台・骨組みがない状態でサブシステムだけが浮いているイメージですね。
それが「制度の歪み」です。
この「制度の歪み」において、
基準を設定していない場合の代表的デメリットはこの3つです。
・評価者(直属の上司)が変わったら評価者基準が変わるため不公平感を感じる
・評価者基準を作れず、被評価者の納得感を高められず形骸化する可能性が高い
・各項目ごとに基準を設定するだけで一苦労で評価することが目的になる
どうでしょうか?
思い当たるところはありますか??
自社のシステムがサブシステムだけになっていないか?
基準は明確か?
この機会に今一度見直してみてはいかがでしょうか(^^)/?
人事コンサルタント
金森秀晃
- 人事考課・目標管理
- リーダーシップ
- マネジメント
- コミュニケーション
- プレゼンテーション
人事コンサルタント。1級キャリア・コンサルティング技能士。「飛躍シナジー理論」に基づく、わかりやすく、修正しやすい人事システムを提供します。
医療・介護・薬局業界を中心に研修・人事評価制度の構築を行い、導入実績は500法人を超える。年間300件以上の研修を実施、リピート率は脅威の91.7%。被評価者納得度90%以上を誇るZACの人事システムは、延べにして370件以上が導入。
金森 秀晃(カナモリ ヒデアキ) 株式会社ZAC 代表取締役社長
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