コンサルティング会社の本当の仕事とは何か?
僕は普段、あまりゆっくりオフィスにいられることがないのですが、
(ほとんど研修かコンサルティングで外出をしていたり、
空き時間にはカウンセリングをしていたりするため・・・
プレーヤー業務やりすぎだぞと役員の偉いオジサマたちに怒られてます・・・( ;∀;))
最近、オフィスにいる時が一番忙しい!!!と感じます。
(今までは一番のまったりタイムだったのに!笑)
というのも、
僕が社長室に入るや否や・・・
「金森社長、ちょっとよろしいですか?
●●病院のコンサルの件で相談がありまして・・・」
「金森社長、5分ください。
●●病院の経営戦略、こっちのほうがいいのではないかと思うんですが、
金森社長どう思われますか?」
「金森社長、再来週の研修の最終チェックお願いします!」
「金森社長、■■薬局のビジョン設計なのですが、
これとこれ、どちらのほうがよいでしょうか?私はAの方だと思うのですが・・・
理由は・・・だからです。いかがでしょう?」
「金森社長、この前入社した▲▲くんのことでちょっと相談があります!」
こんな感じで、ひっきりなしに部下が僕のデスクにやってくるからです。
さて、今日は、そんな中で、最近僕が強く感じることを書いてみたいと思います。
それは、「コンサルティング会社の仕事とは何か?」ということです。
先ほどのように、いつも質問にくる部下たちにも、聞いてみました。
「コンサル会社ってさ、何するのが仕事だと思う?」
「うーん、ファミリーの問題を解決することでしょうか・・・」
「的確な解決策を提案して、問題を解決することです!」
「え!そりゃ困難を希望に変えることですよ!!」(←弊社の社是です。笑 そうだね。その通りだ!)
のように、部下たちは口々に、
「問題解決」こそが、我々の仕事だと言っていました。
ですが、そもそもそこが正しいようで、ある意味、「間違っている」のです。
実は、我々の仕事の大半は、「問題の構造を明確にすること」なのです。
本当に優秀なコンサルタントはここを外しません。
(そして、問題の構造を明確にした後は、実はそんなに出番がないのです。笑)
なぜか?
問題の構造を解き明かすことができれば
解決策は無限にわいてきてしまうものなのだからです。
すると何が起こるか?
現場を熟知し、日々問題に向き合うファミリーから
私たちが思いもよらないような画期的な解決策が出てくるのです。
(僕らが考える解決策よりよっぽど効果的かもしれません。笑)
だからこそ我々は、
ご担当者様からお話を伺い、その方の部下の方からもお話を伺い、
職種やお立場を変えてお話を伺い・・・
出てきた問題を徹底的に多面的に眺めます。
その問題の背景を探り、その背景を引き起こした根本要因(センターピン)
を解き明かしていくのです。
だから、僕からの部下へのフィードバックの8割は、
”センターピンを探せ。まずはお客様(ファミリー)の問題の構造を解き明かせ”
です。
「ファミリーの問題を本気で解決したい、関わる人々の困難を希望に変えたいと思うなら、
どこまでも問題に誠実に、根気よく向き合い、諦めずにセンターピン(問題の根源)を探そう。
それが、僕らの仕事だよ。」
と伝えています。
いつもファミリーのことを第一に考えて、
忙しすぎて結論を急いでしまう僕の圧にも負けず(笑)
拘って相談に来てくれるみんなを誇りに思います。
日々、感謝!!
今日も張り切っていきましょう!
人事コンサルタント
金森秀晃
このコラムを書いたプロフェッショナル
金森 秀晃(カナモリ ヒデアキ)
株式会社ZAC 代表取締役社長
医療・介護・薬局業界を中心に研修・人事評価制度の構築を行い、導入実績は500法人を超える。年間300件以上の研修を実施、リピート率は脅威の91.7%。被評価者納得度90%以上を誇るZACの人事システムは、延べにして370件以上が導入。

金森 秀晃(カナモリ ヒデアキ)
株式会社ZAC 代表取締役社長
医療・介護・薬局業界を中心に研修・人事評価制度の構築を行い、導入実績は500法人を超える。年間300件以上の研修を実施、リピート率は脅威の91.7%。被評価者納得度90%以上を誇るZACの人事システムは、延べにして370件以上が導入。
医療・介護・薬局業界を中心に研修・人事評価制度の構築を行い、導入実績は500法人を超える。年間300件以上の研修を実施、リピート率は脅威の91.7%。被評価者納得度90%以上を誇るZACの人事システムは、延べにして370件以上が導入。
得意分野 | 人事考課・目標管理、リーダーシップ、マネジメント、コミュニケーション、プレゼンテーション |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 中央区 |
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