「分かってくれてる!」と思われる「共感力」④
シリーズでお送りしている
「分かってくれてる!」と思われる、「共感力」ですが
今回は「共感を伝える」という切り口で書いてみたいと思います。
前回までにお伝えしたポイントを実践することで、
「共感力」はぐんぐん鍛えられていると思います。
とはいえ、共感しているということは相手に伝わらなかったら、
コミュニケーションの架け橋はつくれません。
相手に認識してもらって初めて、
「分かってくれてる!」と思ってもらえるということですね。
では人はどんな時に「共感」されている
と感じるのでしょうか?それは
”相手と自分がシンクロしている要素を見いだすことができたとき”
なのです^^
例えば、自分が楽しそうに話しているとします。
相手も楽しそうだと、「あ、相手もこの話題が楽しいと感じているのだな」とわかります。
(感情のシンクロ)
しかし、相手が無表情であなたの話を聴いていたらどうでしょう?
とても自分の気持ちをわかってくれている、とは思えないのではないでしょうか。
悲しい時や、憤りを感じたときも同様です。
つまり”シンクロを意識的に作り出す=共感を作り出す”ということになりますね。
具体的な方法としては
「オウム返しをする」ということです。
簡単に言うと
①相手の話した言葉をそのまま繰り返す
②相手の表情をマネる
を実践すると、共感を得ることができ、相手の気持ちに添った反応ができます。
これらのメリットは、もっともシンプルに「わかるよ」という姿勢を示すことができるという点です。特別に難しい方法ではないので、実践しやすいのではないでしょうか。また、受け手の立場としても、すんなりと「わかってもらえた」と共感を得るが感じられるはずです。
慣れるまでは
「相手の事が分からないから難しい」
となるかもしれませんが、大丈夫です!
それもできるようになるための必要なプロセスです(^^)
(もちろん、オウム返しは普段からやっているという方も、新しい気持ちで取り組まれると、新しい発見があるかもしれません)
気持ちのいいコミュニケーションは、実はけっこうシンプルなことから始まるのかもしれませんね。
人事コンサルタント 金森秀晃
- 人事考課・目標管理
- リーダーシップ
- マネジメント
- コミュニケーション
- プレゼンテーション
人事コンサルタント。1級キャリア・コンサルティング技能士。「飛躍シナジー理論」に基づく、わかりやすく、修正しやすい人事システムを提供します。
医療・介護・薬局業界を中心に研修・人事評価制度の構築を行い、導入実績は500法人を超える。年間300件以上の研修を実施、リピート率は脅威の91.7%。被評価者納得度90%以上を誇るZACの人事システムは、延べにして370件以上が導入。
金森 秀晃(カナモリ ヒデアキ) 株式会社ZAC 代表取締役社長
対応エリア | 全国 |
---|---|
所在地 | 中央区 |