「研修を設計する技術」は誰が持つべきか?
「効果的な研修をどう組み立てればよいのか?」を様々な角度から議論し、
研修設計のプロセスを体系化し、その普及を行っている活動を当協会はメインで
行っています。昨日もワークショップが開催され、数名の方に参加いただきました。
そのワークの中で「研修を設計する技術は、だれが持つべきなのか?」という質問
が飛び出しました。
・企業の人事担当者
・研修会社の人
以上の2つがあげられましたが、個人的には「どちらにも必要」だと考えています。
効果的な研修を行うためには、その組織の人材について把握することが求められます。
「自分たちの組織は、どのような人材で構成されているのか」
外部の会社に調査させて客観的な判断を得るということも有効だと思いますが、
やはりその組織の人材を知っているのはその組織に所属している方々です。
そう考えた場合、「人事担当者」に研修設計のプロセスを知っていただくことが
効果的な人研修を実施するうえで有効ではないでしょうか。
一方、研修会社の方も「自分たちの商品(研修)」を単に売りつけるのではなく、
相手先に必要な研修を提案することができるよう、研修設計のプロセスを知って
おいた方が良いでしょう。残念ながら、今まで多くの研修会社の営業の方にお会い
していますが、しっかりと研修の提案をしてきた方は5%もいないと思います。
全ての研修会社がそうであるとは言いませんが、ほとんどの研修会社の営業の方は
「研修設計のプロ」ではありません。単に研修という商品を売っているだけです。
そして、それを鵜呑みにしてしまう人事担当者側も多いのです。
(満足度100%と表記している研修会社も多いのですが、それは研修効果の指標ではありません)
厳しい言い方ですが、これで効果的な研修などいつまでたってもできません。
時間とお金を無駄にするだけです。
この危うい現状を打破するため、少しでも研修設計のプロセスを広め、効果的な研修が行える
組織を増やせるよう、これからも行動していきたいと思います。
- 経営戦略・経営管理
- モチベーション・組織活性化
- 人事考課・目標管理
- キャリア開発
- チームビルディング
「研修設計のノウハウを広めています」
効果的な研修や人材育成を行なうためのワークショップ開催や資料提供、ファシリテーター派遣を行っています
今までに設計した研修は2000件以上。その満足度は90%以上いただいております。
真剣に人材育成に取り組んでいる企業・自治体や担当者様のパートナーとして
全力で支援し、人材育成で組織を元気にしたいと考えています。
飯島 宗裕(イイジマ ムネヒロ) 一般社団法人日本研修コーディネーター協会 代表理事/人材育成コンサルタント・日本酒コンサルタント
対応エリア | 全国 |
---|---|
所在地 | 豊島区 |