無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

“新しい働き方”を生み出す─経営戦略としての女性リーダー育成

メンタリングの場で、ある女性社員の方から
「管理職が見えてきたものの、経験不足で
マネジメントができるか不安です」

と相談を受けました。

子育てとの両立も続く中で、
「長時間働く前提の管理職は難しいかもしれない」
という本音も打ち明けてくれました。

私は、ゆっくりと言葉を選びながらお伝えしました。

「これは“無理を重ねる”タイミングではなく、
“新しい働き方をつくるチャンス”なのかもしれません。」

マネジメントは、かつての型を引き継ぐことではなく、
今の時代に合う【新しいリーダー像】を描く挑戦です。

彼女のような存在こそ、
未来の組織を変えるリーダーの原石なのだと
感じています。

それでは、今回は、
「女性リーダー育成は、新しい働き方を創るチャンス」
というテーマでお届けします。

  
  
■【事例】信頼を軸にした新しいマネジメントの形
 

私が技術系の管理職として働いていた頃、
チームメンバーが増え、30名近くの判断を
日々求められる状況がありました。

業務経験が乏しい領域もあり、
判断に迷うことも多々ありましたが、
ある時ふと、私は「資料の出来映え」ではなく
「本人の熱意」に軸を置いてみようと
考えるようになりました。

熱意がしっかり伝わる時には、
「あなたの想いが見えました。信頼して任せます。」
とだけ伝えて承認しました。

すると、チームに良い変化が起き始めたのです。
ミスやトラブルが減り、
メンバー同士が自発的に協力し合う姿が
見えるようになりました。

ある飲み会で部下のAさんが
こんな言葉をかけてくれました。

「多くの案件を抱えながらも、
僕たちを信じて任せてくれているから、
その信頼に応えようと皆で話しているんです。」

“性善説”を軸にしたこの関わり方こそ、
私の中での大きな転換点になりました。

経験やスキルだけではなく、
「信頼を前提にする」という新しいマネジメントが
チーム全体の生産性とモチベーションを
大きく引き上げるーー

その確かな手応えを得た出来事でした。

 

 

■女性リーダー育成は“新しい働き方”を生み出す経営戦略
 

厚生労働省「令和5年度 雇用均等基本調査」によると、
課長相当職以上に占める女性の割合は12.7%にとどまり、
依然として少数派です。

昇進の過程で「自信のなさ」や
「ロールモデルの不在」による壁が大きいことも
指摘されています。

一方で、経済産業省のレポートでは、
“多様な価値観を持つリーダーが組織の変革を促す”
と明記されています。

さらに、柔軟な働き方を進めている企業では
社員のエンゲージメントが2〜3割ほど高い
というデータもあります。

つまり、

----------------------------------
女性リーダーの登用は  
単なる「人事施策」ではなく、  
“新しい働き方をデザインする経営戦略”

----------------------------------

であるということです。

女性リーダー育成が進む組織ほど、
柔軟で強く、変化に適応する力を持つように
なることは、これまで多くの技術系企業の
現場でご一緒してきた中でも強く感じています。

 


■新しいスタイルのマネジメントを語り合う場を
 

今日からできる一歩としておすすめしたいのは、
「新しいマネジメントスタイルを語る場」
をセッティングすることです。

例えば・・・

・管理職同士の“自分スタイル共有会”
・上司と部下が未来を描く“ビジョン対話”

こうした語りの場が生まれるだけで、
組織に新しい風が吹き込みます。

職場にはすでに、
新しい時代にふさわしいリーダー像を持つ人が
静かに育ち始めています。

語りの場は、その芽を見える形に
そっと引き上げるきっかけとなり、
自然と「次のリーダー像」が育っていきます。


女性リーダー育成とは、
既存のリーダー像に合わせることではなく、
“自分らしいリーダー像を創ること”。

その一歩が、しなやかで強い組織へとつながっていくのです。

このコラムを書いたプロフェッショナル

細木聡子

細木聡子
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

得意分野 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント
対応エリア 全国
所在地 千代田区

このプロフェッショナルの関連情報

  • 参考になった0
  • 共感できる0
  • 実践したい0
  • 考えさせられる0
  • 理解しやすい0

無料会員登録

記事のオススメには『日本の人事部』への会員登録が必要です。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

新着 プロフェッショナルコラム

【前編】「安全を左右する声の文化|初動対応を見誤らせない」

坂田 和則(株式会社ナレッジリーン(旧 知識経営研究所) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー)

夕方の田園都市線。 今にも倒れそうな男性、支えきれず不安げな奥様、それを「全員が気づいているのに誰も声を出せない」重たい...

2025/12/15 ID:CA-0006479 コミュニケーション

「見て覚えろ」では、もう持たないーOJT担当者の声から考える

原田 由美子(Six Stars Consulting株式会社 代表取締役(人材育成コンサルタント、キャリアコンサルタント/国家資格))

先日、人事・人材育成ご担当者様、一部に新入社員や中途採用者のOJTに携わる方を対象としたオンラインセミナーの講師を務めま...

2025/12/11 ID:CA-0006478 OJTリーダー育成

50名の面談が示した“成長の鍵”─組織を動かすマインドの変化

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

現在、中間期の人財アセスメントと個別フィードバック面談の時期を迎えています。 この1週間だけで、技術系組織で働く女性管理...

2025/12/09 ID:CA-0006473 人的資本経営