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“新しい働き方”を生み出す─経営戦略としての女性リーダー育成

メンタリングの場で、ある女性社員の方から
「管理職が見えてきたものの、経験不足で
マネジメントができるか不安です」

と相談を受けました。

子育てとの両立も続く中で、
「長時間働く前提の管理職は難しいかもしれない」
という本音も打ち明けてくれました。

私は、ゆっくりと言葉を選びながらお伝えしました。

「これは“無理を重ねる”タイミングではなく、
“新しい働き方をつくるチャンス”なのかもしれません。」

マネジメントは、かつての型を引き継ぐことではなく、
今の時代に合う【新しいリーダー像】を描く挑戦です。

彼女のような存在こそ、
未来の組織を変えるリーダーの原石なのだと
感じています。

それでは、今回は、
「女性リーダー育成は、新しい働き方を創るチャンス」
というテーマでお届けします。

  
  
■【事例】信頼を軸にした新しいマネジメントの形
 

私が技術系の管理職として働いていた頃、
チームメンバーが増え、30名近くの判断を
日々求められる状況がありました。

業務経験が乏しい領域もあり、
判断に迷うことも多々ありましたが、
ある時ふと、私は「資料の出来映え」ではなく
「本人の熱意」に軸を置いてみようと
考えるようになりました。

熱意がしっかり伝わる時には、
「あなたの想いが見えました。信頼して任せます。」
とだけ伝えて承認しました。

すると、チームに良い変化が起き始めたのです。
ミスやトラブルが減り、
メンバー同士が自発的に協力し合う姿が
見えるようになりました。

ある飲み会で部下のAさんが
こんな言葉をかけてくれました。

「多くの案件を抱えながらも、
僕たちを信じて任せてくれているから、
その信頼に応えようと皆で話しているんです。」

“性善説”を軸にしたこの関わり方こそ、
私の中での大きな転換点になりました。

経験やスキルだけではなく、
「信頼を前提にする」という新しいマネジメントが
チーム全体の生産性とモチベーションを
大きく引き上げるーー

その確かな手応えを得た出来事でした。

 

 

■女性リーダー育成は“新しい働き方”を生み出す経営戦略
 

厚生労働省「令和5年度 雇用均等基本調査」によると、
課長相当職以上に占める女性の割合は12.7%にとどまり、
依然として少数派です。

昇進の過程で「自信のなさ」や
「ロールモデルの不在」による壁が大きいことも
指摘されています。

一方で、経済産業省のレポートでは、
“多様な価値観を持つリーダーが組織の変革を促す”
と明記されています。

さらに、柔軟な働き方を進めている企業では
社員のエンゲージメントが2〜3割ほど高い
というデータもあります。

つまり、

----------------------------------
女性リーダーの登用は  
単なる「人事施策」ではなく、  
“新しい働き方をデザインする経営戦略”

----------------------------------

であるということです。

女性リーダー育成が進む組織ほど、
柔軟で強く、変化に適応する力を持つように
なることは、これまで多くの技術系企業の
現場でご一緒してきた中でも強く感じています。

 


■新しいスタイルのマネジメントを語り合う場を
 

今日からできる一歩としておすすめしたいのは、
「新しいマネジメントスタイルを語る場」
をセッティングすることです。

例えば・・・

・管理職同士の“自分スタイル共有会”
・上司と部下が未来を描く“ビジョン対話”

こうした語りの場が生まれるだけで、
組織に新しい風が吹き込みます。

職場にはすでに、
新しい時代にふさわしいリーダー像を持つ人が
静かに育ち始めています。

語りの場は、その芽を見える形に
そっと引き上げるきっかけとなり、
自然と「次のリーダー像」が育っていきます。


女性リーダー育成とは、
既存のリーダー像に合わせることではなく、
“自分らしいリーダー像を創ること”。

その一歩が、しなやかで強い組織へとつながっていくのです。

このコラムを書いたプロフェッショナル

細木聡子

細木聡子
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

得意分野 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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