危機管理とイノベーション：答えがないことを楽しむ

今回は、
「答えがないことを楽しむ」
について一緒に考えていきたいと思います。

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■危機管理とイノベーション
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VUCA時代の今、特にマネジメントや人材育成は
答えがなく悩ましいことの連続で、危機管理も
難しいものだと思います。

しかし、困難な状況を楽しむ気持ちを持つことで、
より良い結果につなげていくことができると
私は思っています。

なぜなら、「楽しむ」ことが、最終的に
「イノベーション」を起こすことに
つながりやすくなると考えているからです。

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楽しむことで、自分のモチベーションが上がる
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組織・チームのモチベーションもアップ
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多様性が発揮され、多様なアイデアが各所で生まれる
↓
多様なアイデアが融合し、新たな価値となるアイデアが誕生
↓
自組織ならではのイノベーションが起こる
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■【事例】コロナ禍の大ピンチを切り抜けて増益増収1.5倍達成
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当社設立は2018年。

その1年後にはコロナ禍に突入し、
当時、事業の中心だった研修案件が
軒並み実施見送りや中止に追い込まれます。

私は不安で一時的になかなか寝付けない、
悪夢にうなされる日々を過ごしていましたが
そこから気持ちを切り替えられたきっかけは、

「ポジティブな自己暗示＝楽しむ」

を実行できたことでした。

もちろん状況は何も変わらないままでしたが、
自分と今いる社員の強みとなる特性やスキルを
融合して、新しい価値を生み出せないかと
ワクワクしながら社員と一緒に考え抜いた結果、
リノパートナーズ独自の研修スタイルを
確立するに至ったのです。

新たな研修スタイルは、見送りや中止になった
案件の再実施だけではなく、新規案件にも
どんどんつながって行きました。

振返ると、最も打撃を受けると覚悟していた
2020年度は、前年比増収増益（1.5倍）となり、
「楽しむ」がもたらす無限の可能性を
改めて実感できた貴重な経験となりました。

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■答えがないことを楽しむ
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コロナ禍になった際、特に研修事業は
打撃をうける事業と言われていたので、
とにかく私の中で焦りがありました。

どうしたらいいのかと、焦りながら“答え”を
探すことに注力していたのですが、
あるとき“答え”を探すのではなく、
新しいやり方、価値を生み出すチャンスだ、
捉え直したところ、いつの間にか焦りが消えて
これからの可能性に期待できるようになっていました。

今後も、予想だにしないことが
たくさん起こることは言うまでもありません。

そんな予測不可の問題を解決するための“答え”は
そう簡単に見つかるものではないと思います。

今、答えがない状態を、新しいことを生み出す
チャンスかもしれない、とワクワクしながら
楽しむことが、自分の、そしてチームの真の力が
発揮されて、明るい未来の実現へとつながる
良いサイクルが回るはじまりになると考えています。

特に、経営者や組織のリーダー・管理職といった
立場の方には、その場にいる誰よりも明るい未来を
信じて、仕事を楽しんでいただきたいと願っています。