女性の特性を活かすということ

異動のご挨拶がちらほら聞こえてくるようになり、この度ある企業の女性から挨拶状が届きました。
中を開けてみると・・・

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■女性ならではの心遣い
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挨拶状の封筒には、異動のお知らせと一緒に
オリジナルの絵葉書が添えられていました。

心なごむ絵柄には落款印（らっかんいん）があって、
もしや、その女性が描いたのかしら？
と思わせるような粋な計らいにまず脱帽。

また、「よろしければこの葉書をお使いくださいませ」
といったような、受け取った方への心遣いまで伝わってきて、
やはり素敵な方だな、と思った次第です。

弊社の社員もこの挨拶状と絵葉書を見て、
「これは女性だからこその気配り！」
と感激していました。

私も、これこそが【女性ならでは】の特性であり、
それを特に意識せず自然に仕事上で発揮できた好事例だなと思ったのでした。

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■女性の特性を活かすということ
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こういったちょっとした心遣いに気づいたり、
その心遣いに「素敵！」と思えるのは
自然と女性のほうが多いのかもしれません。

男性、女性と区別した話には違和感を
持たれる方も少なくないかもしれませんが、
前述の事例は、男と女の区別を通り越して、
女性の特性を、自分の特性の一部として
捉えているからこそ自然にできたことだったと
私は感じました。

実際に、この女性はバランスの取れた
素晴らしい方で、部下が最大限活躍できるよう
さりげなくサポートしたり、少々気難しい職人気質な
部下が多いような環境であっても、周囲と調和しながら
チーム全員の力を融合して成果に導くような、
しなやかさを持った方でした。

具体的には、女性活躍推進に関する意見交換でお会いした時、
お子さんのいない彼女が、子どもを持つ女性部下に対して
心から理解を示し、全力で支援しようという
気概に溢れる様子に触れ、心底感動したのを覚えています。

このようにダイバーシティ推進の真意を
的確に捉えて、身を持って再現できる方が
企業の管理職的立場にいることは、
会社成長に必要不可欠な要素であることは
言うまでもありません。

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■しなやかリーダーが会社成長をもたらす
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会社のマネジメント層は、部下はもちろん、自分自身も含めた
“各々の力を引き出すマネジメント実践”が
最重要業務であると私は考えています。

特に中間管理職は、上司に対しても、部下に対しても
影響力を持っており、それはすなわち、会社の中で
一番影響力が高い、といっても過言ではありません。

そういう立場にある中間管理職者が、
ダイバーシティの考えを発信し、自らの個性を発揮しながら
周囲の個性と特性を引き出すために行動し続ける姿を
見本として周囲に見せることが、結果として
これまで以上の成果を生み出す起爆剤となると考えます。

私はそんな管理職を「しなやかリーダー」と名付けて、
企業の女性活躍推進・ダイバーシティ＆インクルージョンを
もたらすキーパーソンとして、企業内に増やしていくことが
これからの日本を支えることにつながると確信しています。

＊

ちなみに、今回ご紹介した女性からいただいた
異動の挨拶状からは、栄転であることがすぐに分かりました。

異動先で出会う社員ひとりひとりの力を
大いに発揮するべく尽力する姿が、そして
その企業がどんどん成長していく様子が目に浮かぶようです！