男性比率80%以上の企業で女性リーダーを育成するために

この度出会った受講生たちの受講意欲といったら・・・講師の私も圧倒されそうなほどでした!
企業研修の場合、受講者が主体的に取り組んでもらうことは企画した人材育成担当者の
よくある悩みの一つだと思いますが、そんな雰囲気は微塵もなく、自分事として
今直面している課題を必ず解決し、成果を出すのだ、という熱意に溢れ、大変良い雰囲気で
研修実施できたことを心から嬉しく思っています。
この研修は半年間のプロジェクトとなっており、必ずや、受講者の皆さんお一人お一人が
それぞれの会社に素晴らしい成果をもたらすと確信した次第です。
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■「推進力」がキーワード〜障壁を乗り越える人、諦める人
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私が関わらせていただく女性活躍推進プロジェクトや自社公開講座においては
2018年からスタートしてこれまで受講者100%成果達成をしています。
今回の受講者を見渡しても、まだ始まったばかりですが「いける!」という手応えを感じており、この手応えの理由を改めて振り返って分析したところ、
「推進力」
この有無が成果に大きく影響していることがわかりました。
組織の中で仕事をする皆さんは、大なり小なり課題があると思います。
その課題を確実に早く解決して行くかどうかは、
「推進力」があるかどうかなのかと私は考えており、
特に女性は、大きく2つにその傾向が分かれるように思います。
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・課題解決に向けて積極的に行動する人
・最低限のことだけを行い、あとは諦めてしまう人
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現れた障壁を乗り越えようとする人は、
モチベーションの源泉が自己成長にあるように
感じています。
つまり、自分を成長させ、自分の力で
人の役に立ちたいと思っている、ということです。
目の前に立ちはだかる壁を乗り越え、
自分を成長させることで、組織に、会社に、
そして社会に貢献していくという強い“志”を持っている、
そんなふうに私は思うのです。
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■一人ひとりが志をもつということ
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私は“志”を持つことの重要性を日々感じています。
膨大な情報に溢れ、めまぐるしい変化と同時に
少子高齢化が待った無しで進み、労働力人口減少の一途を
辿る中で、いかに多様な価値観の人材の知恵やスキルを
融合させ、イノベーションを起こしていくか、
それが組織にとって生き残るための最重要ポイントです。
それはすなわち、組織の中で働く一人ひとりが
自らを成長させ、強みを活かし、組織に貢献するという
“志”を持っていなければ、組織に残ることも、
会社成長も難しいものになってしまうのではないかと
私は危機感を覚えてなりません。

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■一定数存在する「仕事<プライベート」
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もちろん、一人ひとりが意識高く志を持って
働くことに越したことはないのですが、
特に女性は、本音の意識では
仕事だけではなく、家庭やプライベートも重要視している
傾向が強い人が多いように思います。
(現在実施中の「女性活躍推進2.0実態調査」においてその傾向が見て取れます)
このように、仕事に自分の力を100%投入するということは
しない人が一定数存在します。
この層の人材が、諦めずに仕事上の課題をクリアし、
自己を成長させ会社に貢献をもたらすようになったら、
会社は大きな成長を遂げるのではないでしょうか。
ちなみに、この層に対して意識改革するアプローチ法として
効果的だと考える1つのことが、人を育成する立場である
人事担当や管理職が
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自らがパイオニアとして積極的に行動する
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ということだと考えます。
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■女性社員のモチベーションを上げるために
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特に女性活躍推進はこれからという男性社員比率が多い
企業においては、真に目指したいと思う
等身大の女性社員ロールモデルは少ないと思います。
そのような中でも、積極的に行動する管理職や人事担当の
背中を見せることで、女性社員たちに刺激と影響をもたらし、
ひいては、彼女たちのモチベーションを上げて、
積極的な行動を起こす推進力を醸成することが可能です。
とはいえ、管理職や人事担当の方は
何も難しいことに取り組む必要はありません。
今ある現状を打開して新たなやり方や価値を創造することは、
行動と努力で十分可能です。
必ず、後進の育成につながると信じて、
行動を続けていただきたいと私は願っています。
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■技術畑で歩んできた私だから伝えられることがある
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私は、女性活躍推進プロジェクトや女性管理職育成、そして企業コンサルティングを通して
経営者・管理職・次世代リーダーの皆さんへ直接知識やメソッドを伝え、実践をサポートしています。
この活動を通して「自らも見本を示す」という意味では
そのための行動と努力を日々最大限実行していると自負しています。
特に、技術系の企業で、そもそも女性社員が少ないという環境下で
なんとか頑張りたいと苦労している女性たちにとって、
私が歩んできた道と今あるメソッドが必ず役立つと信じて、
これからも行動し続けていきたいと思っています。
- 経営戦略・経営管理
- モチベーション・組織活性化
- キャリア開発
- リーダーシップ
- マネジメント
◆技術系企業D&I突破口となる次世代リーダー・女性管理職を育成
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまでのべ5,000人以上の技術系企業のリーダー・管理職育成に携わる。専門は技術系企業に特化したD&I推進コンサルティング。
細木聡子(ホソキアキコ) 株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

対応エリア | 全国 |
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所在地 | 千代田区 |
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