人をダメにするのは簡単〜究極の人材育成を実現するために

私が講師として受講生と向き合う際、必須としているのが事前面談です。

受講者の方々の課題を事前にしっかりと認識し、講義内容に反映すると同時に、受講にあたっての受講者のモチベーションアップの意味も兼ねています。

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■究極の人材育成とは
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私はこれまでの経験から、究極の人材育成とは、自立的に成長出来る人材を育てることだと考えています。

自分で自らの課題を見つけ、必要の知識の習得をしながら、PDCAを回して、スキルを定着させる。
そういったサイクルを回せる人は、大きな成果を出せる人材となるでしょう。

人事担当や管理職など、人の育成に携わる方々はこの究極の人材育成を目指して行って欲しいと思います。

研修やセミナーなどの施策を行うにしても、やったことで満足せず、その取り組みが対象者の方の成長に繋がり、成果を出すところまでこだわっていくことが重要だと思います。

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■よりよくなろう、という意欲
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弊社の人材育成サービスにおいても、究極の人材育成の実現にこだわった関わり方の工夫や、仕組みの考案を重ねています。

そこで、私が考える一番重要なことは、本人がより良くなろうとする意欲だと思うのです。

常に自分の課題を見つけて改善し続けようとするマインドがないと、研修などを受けてもやらされ感しかなく、全く効果が出ないという残念な結果になり兼ねません。

いくら良質の知識やノウハウを提供したとしても、受け取り側がそれを腹落ちさせて、これまでの行動を改善して、やってみようと思わないことには、成果には繋がらないことは容易に想像できることでしょう。

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■改善や成長には終わりがない
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本人のやる気次第なんて他人任せな、と思われる方もいるかもしれません。

だとしても、実際、育成したいと思う相手の意欲をどうやって引き出そうかと
苦慮する管理職の方や人材育成担当の方は多いのではないでしょうか。

そもそも自らの課題を見つけて改善することは、非常にパワーがいることです。

これまで、キャリアを積み上げ、多くの成功体験を積んでこられた方であるなら尚のこと、
これまでのやり方を変える意味がピンと来ないですし、自信もあるので、
自分はこれ以上成長する必要ない！と思ってしまうかもしれません。

しかしながら、改善や成長には終わりがないのです。

人材育成には答えが無いと言われています。
特に、周りの環境変化が激しく、価値観などの多様化が進んでいる昨今の背景を鑑みれば、自ずと、

「このままではいけない」
「改善するべきかもしれない」
「成長し続ける必要があるかもしれない」

という考えに至るのではないかと思うのです。

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■人をダメにするのは、簡単
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私がリーダー的立場になったとき、信頼する上司からこんなことを言われました。

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人をダメにするのは、簡単。

その人のことを、それで良いとひたすら褒めて、

フィードバックを一切しないことだ。
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苦言を呈してくれる人は、自分を成長させようという愛情を持っているということだと当時の私は捉え、人材育成の奥深さに触れた言葉でもありました。

苦言も、相手にとって受け取りやすい言い方がベストですが、
それでも改善ポイントを指摘してくれる人には感謝して、
よりよい自分になるために考えるきっかけにしたいものです。

管理職や人事担当者といった人の育成に関わる方は、社員に対し、信頼と愛情を持って

課題を見つけ、改善する重要性を意識付けする ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
必要があるのではないかと考えます。
そして、更に重要なのは、自らも見本となる行動をすること。

自立的に成長し続けることを目指し、行動し続ける姿を見せることが
究極の人材育成の実現に繋がることであると私は確信しています。