女性管理職の悩み

組織の中で働いている女性管理職の方との個別相談を重ねるたびに、どんなに楽しそうに働いているように見える方でも、違和感を感じていたり、このままで良いのかと悩んでいることが多いというのが実感値です。

 

■認められていない気がする

よく聞く悩みとしてあげられるのが次のようなことです。

  • 自分が会議で発言すると必ず周りから反対されてしまう
  • 上司から、「分かっていないな」と言われがち
  • 多数決では、いつも少数派になってしまう
  • 上司から何となく認められていない気がする

 

■伝え方に工夫の余地あり

これの根本的な原因の1つは、

「相手にとって受け取りやすい伝え方が出来ていないこと」

だと考えます。
これは、ついつい、自分の意見が正しいと思ってしまうあまりに、

「これが正しいんです!」

というスタンスで話をしてしまっているため、
相手はどうしてそうなのか分からず、
同意が出来ないということが起こってしまっていることがかなりあるように思います。

 

■論理的な話の展開が苦手

また、女性はその脳の構造から、直感で動くことが多く、
それまでの思考プロセスを論理的に話すのを苦手とする方が多いです。

ビジネスの場では、関係者のコンセンサスを取るためには
論理的な説明が求められますが、それを苦手とする女性の話は、
周りから見ると思いつきのように思われがちです。

 

■相手を否定せず、PREP法で伝えればOK!

特に会議の場で発言する場合には、
相手の視点や考えの切り口を理解した上で、
相手が頭の中で整理して考えられるような、
納得できる説明をするだけで、
これまで感じていた違和感は無くなるはずです。

  • PREP法を活用して話をする
  • 相手の意見を頭ごなしに否定しない

この2点を意識するだけでOKです。

逆に、比較的女性はこの2点を踏まえた対応を難しく感じたり、
抜けがちだということなのです。

 

■組織で女性が叩かれずにうまくやる技を活用する

塾の卒業生の女性(主査クラス)が第6講の最終プレゼンで
このようなことを言っていました。

「私は隠れ権力主義が実は多いということを理解した途端、
たくさんの人の地雷を踏んできたことに気づきました。

本来うまくいくものも、うまくいかなくなるので、
そこをうまくやるためにの技をこの講座で教わったと思います。」

彼女は講座中からしなやかマネジメント法を活用し、
管理職昇格対象となり、試験を控えている状況です。

女性管理職がうまくやっていく方法は、必ずありますので、
諦めずに取り組んでもらえたらと思います。

困ったことや悩みがあれば、いつでもご質問ください。

  • 経営戦略・経営管理
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◆技術系企業D&I突破口となる次世代リーダー・女性管理職を育成

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまでのべ5,000人以上の技術系企業のリーダー・管理職育成に携わる。専門は技術系企業に特化したD&I推進コンサルティング。

細木聡子(ホソキアキコ) 株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

細木聡子
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所在地 千代田区

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2025/03/17 ID:CA-0005919 コミュニケーション