無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

人事担当者に委ねられる、人材育成施策の質

人材育成担当者の手腕によって左右される、人材育成施策についてお話を進めて参ります。

■研修の目的を見失ってしまった担当者

弊社では、数百名規模の研修ご依頼の際には複数のパートナー講師と共に企業研修に携わっているのですが、そのパートナー講師からこんな話を聞きました。

ある会社の人事担当者と打ち合わせをした際に、
「この担当者は研修を行う目的を見失っている」
と感じたそうです。

理由は、

・惰性で取り組んでいる
→会社命令だから、とにかく研修をやって!というスタンス
・保身に走っている
→打ち合わせは研修後のクレーム対応対策の話が中心
・研修コンテンツ内容の差替え依頼
→7割のコンテンツ差替え希望によって、社内研修に近い状態に。=外部研修の意義がない

このような状態になってしまったというのです。

特に気になったのが、研修受講者の評価を気にしている
人事担当者のスタンスだと言っていました。

私も話を聞いて、パートナー講師が受けた対応はそれこそ“パートナー”という対等な関係ではなく、研修をやってくれる“業者扱い”だと判断しました。

さらに、この人事担当者が受講者からのクレームに怯えるあまりに、研修を行う真の目的を
見失っている状態も目に余ってしまい、このままでは受講者のためにならず、
結果的に効果が見込めないと判断し、研修の辞退を表明するという結論に至ったのです。

■人材育成施策は、担当者の意識の高さに比例する

様々な企業での管理職やリーダークラスの研修を実施していると、その成果は
人事担当者の意識の高さに比例しているなと最近改めて感じています。

マネジメント力の高いキーマンが随所に配備され、
その下で社員たちがハツラツと成長している会社は、業績も順調に伸びています。

そのような会社は、人事担当者が人材育成の意義をしっかりと理解し、
自身の仕事にコミットして取り組む方がほとんどです。

人材育成に関わる予算も上手に切り分けていて、例えば、社外講師を招いて研修をするところと自社で行うところを明確に区別することで、効率的かつ効果的に人材育成を行っています。

このような会社の人事担当者との打ち合わせは、外部委託に至った研修やコンサルティングの導入経緯・目的が明確なので、結果として、圧倒的な成果が出ているのです。

■人材育成は会社の未来を担っている

人材育成は、ともすると後回しになりがちだと思います。

どうしてもすぐ成果が現れやすい営業活動などの方に目が行きがちです。

特に中小企業の経営者にとっては優先順位が目の前の利益確保になる、というのも、
同じ中小企業の経営者という立場である私からはとても良く理解は出来ます。

でも、私はあえて、厳しい時こそ、人材育成に注力すべきというメッセージを発信しています。

やはり、会社を動かしているのは【人】だからです。

会社を動かしている社員1人1人の能力とモチベーションをアップさせ、
パフォーマンスを上げていかないことには、例え、一時期、パフォーマンスが
高い人たちだけで売上を伸ばしたとしても、継続的に安定した成長には繋がらないと思うのです。

経営に直結する人にまつわる事を一手に引き受けているのが
人事部であり、人事担当者だと思います。

ぜひ、今一度、自社の人材育成の意義を考え、社員の成長と会社の成長をどこまでも目指して行く、という意識を持っていただきたいと切に願います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このコラムを書いているのは2018年の11月。

NTT時代も、この時期に外部講師による研修を行う意義について深く考えていたことを
思い出しました。

答えのない人材育成という仕事に向き合い、ベストを尽くすために悩んだり迷ったりした
ことは、すべて無駄ではなかったと今だから思えることが山のようにあります。

これらの経験から得たものをお伝えするだけではなく、自社でどのように人材を活躍させていくのか、その発想法と具体策についてお伝えする活動に引き続き尽力してまいります。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • キャリア開発
  • リーダーシップ
  • マネジメント

◆技術系企業D&I突破口となる次世代リーダー・女性管理職を育成

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまでのべ5,000人以上の技術系企業のリーダー・管理職育成に携わる。専門は技術系企業に特化したD&I推進コンサルティング。

細木聡子(ホソキアキコ) 株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

細木聡子
対応エリア 全国
所在地 千代田区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

即戦力採用で崩壊寸前→マインド重視で利益2倍の組織改革

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「変化に強い組織創りのコツ」 について一緒に考えていきたいと思います。   ┏━━━━━━━━━━━━━━...

2025/03/12 ID:CA-0005914 ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン