上司と部下の「普通」が違う時
こんにちは。
株式会社DS&Cの大野です。
これまで、あなたと他者では「普通」が違う、というお話をしてきました。
では実際に、ある上司と部下の「普通」が違う時、どのようなことが起きるのか想像してみましょう。
上司はあるプロジェクトについて方向性を示す一方で、細かなやり方については一切問わず、部下一人ひとりが自由に考え、目標達成できればそれでいいと考えていました。
上司「やり方は自由。これってワクワクするよね。だって自由が一番でしょ?みんな、自分のやり方で目標達成に向かってがんばろう!」
ところが、いつまでたってもプロジェクトは何も進まず、何の成果も上がらない。
部下「やり方は自由って・・。どうしたらいいのか分からないですよ。」
上司は驚きます。
「え?なんで?!楽しくないの?!」
さて、この二人の「普通」はどう違ったのでしょう?
上司の「普通」
・新しいこと、変わったことをやりたいよね
・規則で縛られるより自由にやったほうが楽しい
・細かなことをいちいち指示されるのは嫌!
・決められたことを決められた通りにやる仕事なんて苦痛なだけ
一方、部下の「普通」
・できれば周りの人と同じが心地よい
・何らかのガイドラインや事例に基づいて仕事がしたい
・手順が明確になっている仕事の方が失敗が少なくてやりやすい
・前例のない仕事をやる(やり方を創造する)のは苦痛
この二人が相手の特性を理解せず、自分の「普通」が一般的だと思い込み、適切なコミュニケーションを取らずに業務に当たれば、すれ違うのは当然です。
もし上司が、部下の特性を理解していたら。
もし部下が、上司の特性を理解していたら。
きっともっと違うアプローチで業務の指示や報告ができたのではないでしょうか。
例えば、上司から部下へ
「やり方については、前任者の●●さんから引き継いでください。そのうえで今回初めての取り組みについては、不明点や疑問点を整理して次回のミーティング前に提出してください。ミーティングでひとつずつ課題解決していきましょう」
または部下から上司へ
「方向性については理解しました。やり方については私のほうでまとめますので、疑問点や不明点については後日相談させてください。いいアイデアがあれば指南いただきたいです。」
これだけでもずいぶん違うのではないでしょうか?
エマジェネティックスは、個人の「特性」を可視化するツールです。
特性を相互理解し、「よし、あの上司にはこのアプローチで」「ははーん、あの部下にはこういう指示のほうが分かりやすいかな」とコミュニケーションスタイルを工夫することが可能になります。
「あの人の言っていることが分からない!」「なぜあいつは私の指示が理解できないんだ!」というストレスを職場からなくしませんか?
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「個の強み」を「組織の強み」へ。社員一人ひとりの特性を理解し、強い組織へと変革する。
世界のトップ企業が導入するエマジェネティックスという分析ツールを通して個人の特性を分かりやすく理解するセミナーを実践しています。「そうだったのか!」と目からウロコは必至。働きやすい環境は相互理解から。是非お気軽にお問合せください。
大野直子(オオノナオコ) 株式会社DS&C シニアマネージャー・EGIJ認定アソシエイト
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